2000年2月17日〜21日・FIJI諸島共和国




☆☆☆ 2月19日・実釣第2日目編 ☆☆☆


   
 朝6時集合にあわせてセットした目覚まし時計のベルの音で目を覚ます。体中の筋肉が心地好く張っている。足の屈伸をしてから、転がるようにベッドから起きあがる。身仕度をして船に向かう。
 昨晩の打ちあわせで、リバーサルフィルムと1眼カメラをもってきたのが茂木さんと私なので、記録係として2人を軸として船割をすることに・・・。ということで、今日の船割は、COMMANDER ONEには、茂木さん、桜エビ蔵さん、いまがわ隊長。J.P.PRINCESSには、古賀先生、なかのちゃん、TOORU、となった。評判の古賀先生のポッピングが楽しみです。
 茂木さんは早々と船に乗り込み、グルーパーボーイズとトロモンステッカーを貼りつけている(笑)。こちらの船にも貼るようにとステッカーを頂く・・・。そうして茂木艇はすぐに出港。5分ほど遅れてこちらも出港する。
 暗闇のなかベンガ島に向かって船を進める・・・(らしい)。走っているうちに夜が明けてきた。朝焼けに染まる雲が美しい
 昨日キャプテンが言っていたように朝一はベタナギだ・・・。これならベイトフィッシュも浮くな〜と思いながら、薄明るくなるのを待ってタックルセッティングする。朝一なので、オレンジ系シーフロッグ・クマノミとマギーガーラポッパー・赤金をそれぞれに結ぶ。
 キャプテンは島の東側から南側へ回り込むルートを通っている。スローダウンし様子を見ながら船を進める。ちらほらとベイトフィッシュが浮き出している。待ちきれずにキャスティングを始める古賀先生・・・。負けじと私もキャスティングするが、船はスピードを上げCOMMANDER ONEの方に向かう。
 COMMANDER ONEも、すでにキャスティングを始めていた・・・。彼らもベイトフィッシュのナブラ打ちをしているようだ・・・。我々は、COMMANDER ONEを追い越し次のポイントに向かう。小さなナブラは次々と発生しているが、キャプテンは大きめのナブラを探し求めているようだ・・・。期待が高まる。
 
 私たちはこのまま島を囲むバリヤーリーフ沿いに進む。結構ベイトフィッシュが固まっている場所を発見・・・。ゆっくりとそちらに向かう。2〜3投していると、ベイトフィッシュが沈んでしまった・・・。気が抜けて小休止。
 すると休まずにキャスティングを続けていた古賀先生から「ヒット〜」の声・・・。カマジャが曲がっているのでグッドサイズだと思う。カメラを持ちブリッジに上る。キャプテンは「GT!GT!ビッグワン!」を連発している。GTは何回もドラグを引き出してナイスファイトをしているが、カマジャ83の敵では無いようだ・・・。おとなしくなったら、リアデッキに誘導するように伝える・・・。私もブリッジを下りる。
 GTが掛かったままサイドデッキを移動するのが、見た目にも怖そうだ・・・。片手でロッドを持ち片手で手すりを持ちながらの移動なのだから・・・。
「GTが走ったら、このまま落ちちゃうよ〜」と古賀先生も不安げである・・・。幸いにもGTはおとなしくしてくれた、がリアデッキに移ったら再び真下に潜っていく・・・。
 「良いサイズだな〜、取り込みは誰がやるんだろう〜」とカメラを構えながら考えていると、キャプテンがブリッジから降りてきた・・・。
 最後の締め込みをかわした後では、もう反撃をする力は残っていない・・・。ぐいぐいとリフトする古賀先生。ぼんやりGTが見えてきた・・・。やはりグッドサイズだ〜!。
 キャプテンの素手でのハンドランディングが一発で決まる。
 古賀先生、おめでとう〜
 とりあえずポッパーを外す前に写真を撮る(笑)。その後フックを外そうとしたら、バーブレスじゃない・・・。古賀先生は「40キロを釣るまではバーブレスにしない・・・」そうです。がっちりと入ってて、なかなか外れない。なかのちゃんが奮闘しているのを見ながら、GTを観察・・・。デカイ・・・。25〜30キロクラスだと思う・・・。
「こりゃ25キロオーバーですね〜」と言ってしまう。(が、帰って写真を見たら20〜25キロクラスって感じです。>ゴメンナサイ古賀先生・・・)あとでキャプテンに聞いたら「50lb・・・」と言ってました・・・。
 
 で、やっとのことでフックを外し、リリース。ちょっとヨタヨタしていたが、すぐに泳いでいった(笑)。ここフィジー南部では、船長にリリースかどうか聞くとみんなキープになってしまうので、我々アングラーの判断でリリースかキープかをある程度判断しました・・・。だってGTまでキープしちゃうんだもん・・・。
 次になかのちゃんがフロントデッキに行き、キャスティングするがノーヒット・・・(泣)。ついでに私もノーヒット(泣)。ベイトフィッシュもすっかり沈んでしまったようだ・・・。

「そろそろ移動かな〜」と思っていると、COMMANDERONEが近寄ってきた・・・。手を広げたりして古賀先生のGTゲットの報を伝えたいのだが、40〜50m離れているので、全然通じない・・・。
 ここでCOMMANDER ONEは沖目に進路を変えた。どうやらジギングを始めるらしい。我々もジギングをやってみるが、結構深くてボトムがとりにくい・・・。2〜3流しでノーヒットなのでジギングを見切ることにする・・・。船長も同意・・・。私たちはこのまま島を囲むバリヤーリーフ沿いに移動する。 

 エンジンが高くなったので少し時間がかかるな〜と思い、ここで朝飯とする。サンドイッチと果物、チキンと入っている。食いながらCOMMANDER ONEを見ると、ジギングを続けている。ポイントを入れ直して何回も続けているので、そこそこバイトがあるんだろうな〜と思う。
 食ってる途中でエンジン音が低くなった・・・。ポイント到着らしい。思いっきりリーフエッジだ。みると結構ベイトフィッシュがリーフエッジに沿って回遊しているようだ。
 動きの早いナブラも見えるのでGTが付いているなと思いながら、朝飯はおいてロッドを手にする。
 
 気合いを入れてキャスティングする・・・。古賀先生は10〜13キロクラスを追加して順調だ。ここで私に本日初めてのヒット・・・。が、全然小さい(泣)。サラサラと引き寄せる・・・と、ランディイグの準備をしていたなかのちゃんに、
「TOORUさん、こりゃメッキだよ〜」と突っ込まれる・・・(笑)。確かに3キロクラスのGTでした・・・。が、1匹は1匹だ〜(笑)。フィジー初のGTなので嬉しいぞ〜!
 さらになかのちゃんも8〜10キロサイズをゲットし、めでたく全員ゲットです〜(笑)>私のはメッキだけど・・・。
 ここまでで気が付いたことは古賀先生のヒット率がダントツということです・・・。私となかのちゃんよりも15m位はコンスタントに飛んでいる・・・。やはりGTフィッシングの基本は飛距離だな〜と思った次第です。
 さらにはカマジャ83を使った渾身?のポッピングです。
噂には聞いてましたが、一番デカイ音がします。一番飛んで一番音がデカイ・・・、これが古賀先生のヒット率の高さの元のようです・・・。
 この後も10キロ台のGTやバラフエ、カスミなんかをガンガンヒットさせてました・・・。
 太陽がかなり上ってきたのでポッパーの交換です。今までは朝一カラーだったのでお昼カラーのシーフロッグ・オールブラックやアルミ張りに結び直し、気合いを入れてキャスティング・・・、です。
 リアデッキでなかのちゃんとキャスティングしていたら、いきなりなかのちゃんにヒット!17キロの減量が効いたのか、体ごとのされてしまい(笑)、あわや海に引きずり込まれるところでした(爆笑)。
 そうしてゲットしたのが20キロを欠けるくらいのグッドサイズのGTでした。>なかのちゃん、おめでとう〜!
 
 ここのリーフエッジは大変魚が濃い感じで、常に誰かがファイトしている感じでした。
 私はと言うと、立て続けにメッキサイズを2本ゲットした後(泣)、待望の10キロサイズ・・・。しかも古賀先生とのダブルヒットでした>このときの古賀先生はカスミでしたが・・・。
 しかし、だんだん疲れてきました(笑)。殆ど無風ベタナギです。汗だらだらです・・・。 
 古賀先生がリアデッキで一休み中に、私に良い「どっかーん」と良いバイト・・・。
「お〜、こりゃGTだ〜」と古賀先生の声がします。今までのなかで一番のグッドサイズだな〜と思いながら、ファイトする・・・。ボートの近くに寄ってから、締め込みも見せてくれ、なかなか良いGTでした〜。サイズは12〜14キロ位かな〜?
 今度はポッパーをマギーガーラ・ジャークベイトに交換。ポッピングにも疲れてきたので楽をします・・・。
 何投目かのキャスティングの時・・・、ジャークしたあと回収しようと思いサラサラと引いたところに、ヒット!
「バラクーダー」とブリッジからキャプテンの声。ガックリ・・・(笑)。しかし横に走るスピードはなかなかの物で、ラインが水面を切っていく・・・!
 が、大したサイズでなくドラグを殆ど出さずに止まってしまった。浮いた魚を見るとバラクーダでは無く、ヨコシマサワラと確認。丁度このときもダブルヒットで、ランディングの順番を待つ・・・。ランディングした途端、キープの指令が来た(笑)。
 
 その後、午後になると昨日と同様に風が強くなってきた・・・。ヒットの数もがたりと減った。朝一に出港してきたため、14時頃で本日終了としました。
<本日の釣果>
古賀先生(GT27kg、20kg×3、15kg,カスミ×2、アカマス×3、アオチビ×1)
なかのさん(GT18kg、10kg、8kg、7kg、アカマス×3)
TOORU(GT15kg、12kg、4kg、3kg、ヨコシマサワラ8kg、アカマス×1)
 重量は現地での推定です。画像を見て判断しないように・・・(笑)
 ホテルに帰ると、いまがわ隊長とエビ蔵さんはすでにシャワーを浴びていた・・・。話を聞くとジギング中心で1日を過ごしたらしい。特にエビ蔵さんはイソマグロをヒットさせたらしく、ジギングのスイッチが入ったらしかった・・・(笑)。
 どうやらCOMMANDER ONEのキャプテンはジギング好きらしく、「キャスティング・・・」と言ってもジギングポイントばっかりに行ってしまったらしい・・・。
 乗った船で明暗が分かれてしまったらしい・・・、です。
<COMMANDER ONEでの釣果>
いまがわさん(GT8kg、ハタ、他)
桜エビ蔵さん(GT5kg、ハタ多数、他)
茂木さん(GT12kg、5kg、ハタ多数、他)
 今日の晩飯もホテルのレストランだ・・・。中にはいると昨日と同じ席に案内される・・・。この席はスピーカーの真ん前なのでうるさいんだよな〜(泣)。
 飯は昨日と同じバイキング形式・・・。だが、昨日よりも塩っけがある。時間も早かったので選び放題であった。
速攻で食いまくる我々(笑)。が、遅くなってテラスでステーキを焼き始めた・・・、その時間にステーキを食えたのは、エビ蔵さんただ一人だった(笑)。
 飯の後、アトラクション・ゲームが始まった。我々もなんかのゲームには参加した。が、目を引いたのはオーストラリアから来たというおねーちゃんだった!
 今日も悪さをせずに早寝です・・・(笑)




なかのさんのタックル その1
ロッド:カマジャ83ポッピング
リール:トーナメントZ6000iT
ライン:サンラインディープワン6号
リーダー:サンラインダイリキ170ポンド
ルアー:シーフロッグ120,アンティアス120他
 
なかのさんのタックル その2
ロッド:ラ・グランメール83
リール:フィッシングサファリ5000
ライン:サンラインPEジガー6号
リーダーサンラインダイリキ170ポンド
ルアー:シーフロッグ120,アンティアス120他
 
なかのさんのタックル その3
ロッド:ジャイアント86
リール:TDX5000HiA
ライン:サンラインディープワン5号
リーダー:サンラインダイリキ140ポンド
ルアー:ペンシル系(名前忘れた!)
 
古賀先生のタックル その1
ロッド:カマジャ86popping,
リール:ステラ16000PG
ライン:Deep One 6号
リーダー:ナイロン170ポンド
ルアー:シーフロッグ
 
TOORUさんのタックル その1
ロッド:TIFA island86
リール:シマノ ステラ16000PG+GTスプール
ライン:EMS ノットレスPE50lb
リーダー:よつあみ DMVリーダー100lb3ヒロ
ルアー:ツルポップ マギーガーラ・ポッパー 他
 
TOORUさんのタックル その2
ロッド:ゼナック 83-7
リール:シマノ ステラ16000PG+ノーマルスプール
ライン:ゼナック PEライン60lb
リーダー:バリバス 130lb3ヒロ
ルアー:シーフロッグ120 アンティアスU120 他



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