2005年11月　すちゃらか大間夜ブリ：飲んだくれ編

結構疲れているはずなのに７時半には起きてしまった・・・。とりあえず「とんこつ味」カップ麺にお湯を入れ食べる。部屋には電気式沸騰保温ポットがあるので非常に便利だ。しかし朝からとんこつラーメンはちょっと失敗だったかも・・・（笑）。 　廊下に出てみるが、ムナディさんも三浦さんも起きた気配がない。おいら一人だけで自動車へ行き、昨夜濡れてしまった合羽や防寒をブロック塀の上に広げ干す。ロッドも玄関脇の水場で水をかけ、塩っ気を抜く。そのまま部屋に戻ろうかと思ったが・・・。 　ムナディさんのロッドには中型電動リール（ダイワ・ブル750）が付いてるし、おいらと三浦さんのロッドにはマーフィックスとステラが・・・。盗まれてもイヤなので、ちょっと水気を切ってそのまま部屋に持っていくのだった。		夕べの飲みの後かたづけをしていると、なんだか空模様が怪しくなってきた。若干、風も出てきた。「折角乾きかけた合羽が濡れるとやばいな〜」と思い、ブロック塀に干してある合羽を撤収。これも部屋の中に干す。一息ついたところで、お茶を入れ飲む・・・。 　昨夜ロストした仕掛けがあったことを思い出し、持ってきた針数の分仕掛けを作り直す。まだ、起きた気配無し・・・。４組ほど作ったところで飽きてきた。全部ジップロックに仕分けして終了。再びお茶を飲んでいると、ムナディさん達が起きてきた・・・。 　おいらの部屋に入って干してある合羽を見て驚いていた。「あ、これやろうと起きてきたんです」とムナディさん。「最初外に干したけど、天気がイマイチなので取り込みました」とおいら。今日のみの振り方を皆で話す。とりあえず昨夜釣った魚を送るための発泡箱探しに出ることにした。
まずすぐそばのヤマト運輸の営業所へ行くが置いていなかった。次に漁協の購買部へ・・・・。カウンターにはマグロ用の強力な針や強力ロープが置いてあった。昔行った久米島漁協の購買部を思い出したのだった。 　発泡箱を聞く。何キロ位が入る可と聞かれ、「５〜６キロ」と答える。するとおじさんが裏の方から持ってきてくれた。１個630円だそうな・・・。全部で３箱購入。すぐさまヤマト運輸に戻りパッキング。クーラーに残っている氷も一緒に詰め込んだ。翌日には届くらしい。 　それから昼ご飯を食べにいつもの食堂へ・・・。道を間違ったついでに魚屋さんによってみた。すると大間鮪を試食させてくれた。尻尾の方のスジが入った場所だったが、滅茶苦茶旨かった。おばさんは柵の残りを全部切ってくれた。本の７〜８切れだったけど旨かったです。ありがとう〜。		冷蔵庫にオオトロの小塊があったので値段を聞くと15000円だった。隣の背トロブロックは10000円だった。逃げるように魚屋を後にした・・・（笑）。食堂では、みうらさん：カツカレー、ムナディさん：肉ギョーザ定食、おいら：カツ丼を食べた。当然ビール付き（爆）。 　食後、隣のスーパーに行き午後の宴会のオカズを物色。結構腹一杯になったのでイマイチ手が伸びない。鮮魚コーナー大間鮪のオオトロが１柵5800円だった。中トロでも3000円。赤身でも1800円だった。じっと考えた後、ボイルしたツブの刺身とメヌキ（アコウ）のフライを買ったのだった。 　民宿に帰り、午後の宴会開始。コンコンと飲んで２時過ぎ終了。今日の出港は18時なので早めに昼寝体勢に入る。昨日に引き続き、三浦さんは何故かおいらの部屋で毛布を広げ寝床を作る・・・。ムナディさんは自室に戻る。おいらも毛布を被り眠りに就く。
気持ちよく眠っていると「ゴォー」と凄い風の音で目が覚める。しばらくするとボツボツと雨の音・・・、更に雷の音がしてどしゃ降り・・・。「げげげ〜」とびびるおいら。「ま、なるようになれ〜」と寝直す・・・。時々目を覚ますが、雨は小降りに代わり風も収まってきたようだった。 　夕方目を覚まし、風をチェックしてみると３ｍ位になっていた。「楽勝じゃん(^-^)/」と思い、釣りの準備をする。自動車に積み込んで、コンビニへ・・・。到着してドアを開けると「バタバタバタ・・・」とコンビニ付近の旗が風に舞っていた・・・。　「なんだ〜、この風は〜」と顔を見合わせる。10ｍ近くの風が吹いている感じ・・・。買い物をして、とりあえず港へと向かう。タックルをおろして身支度をするが・・・、風はさっきよりも強くなっている感じ。なんか中止の可能性を感じてしまう・・・。 　泉船長登場・・・。「風強いですね・・・」とおいら。「うん、これだと駄目だな。」と泉船長。「やっぱり・・・」と思う。携帯でチェックしてみると「大間11ｍ竜飛12ｍ」だった。竜飛が吹いている限り大間に凪は無い・・・。しかし、今日の予報は波１ｍの予報だ。		「もう30分待って、次の風況で決めましょう〜」とおいら。じっと祈るおいら達。そして30分後。携帯をチェックする・・・。状況は同じだった（泣）。泣く泣く中止を受け入れる。「仕方ないよな〜」と言いながら、ガックリと肩を落とすおいら達。片づけをするおいら達に向かい「家によってコーヒーでも飲んでいけ」と泉船長が声をかけてくれた。 　泉船長宅。鮪やブリの話を聞く。あっという間に１時間半くらいが過ぎた。出かけていた奥さんも帰ってきた。「あれ？中止？」と奥さん。「残念ながら・・・、風吹いて」とおいら。すると奥さんは不思議そうな顔で「そうですか・・・」と言った。 　泉船長の家を出たとき、奥さんの不思議そうな顔の訳が分かった。「全然、風がない！」しかしこれから船に乗るような心の炎は既に消え去っていた・・・。 　民宿に戻り、タクシーを呼び、居酒屋にまっしぐら（爆）。メニューの「大間鮪刺身4700円」は見なかったことにして、適当に頼むのだった。一番美味しかったのがお通しの鮪の中落ちだった（爆）。民宿に戻って風呂に入り、再び宴会に突入するのだった。

	本日のタックル
	ビール：キリンラガー500ml
	日本酒：豊盃　純米吟醸　山田錦55％