2008年6月 カレイ釣り強化月間 関根浜編・・・




6月21日編


 今月はカレイ釣り強化月間なので今週もまたカレイ釣りだ。前日船長に出港可否を聞いてみると、一応OKが出たが先週の「岩手・宮城内陸地震」以来カレイは釣れなくなって、ようやくここ1〜2日でポツリポツリ釣れ始めたらしい。
 カレイは底ベッタリの魚だから、とりわけ地震には敏感なのかもしれない。先日の新聞でも「地震以来イカ不漁」とでていた。自然の力は凄いものだな〜と感じるのだった。当日午前2時起床、流石に眠いが気合いで自宅を出発。集合場所のむつのキヤさんに向かうのだった。
 2時間弱でキヤさん到着。今日のメンバーの森さん、工藤さんは既に到着していた。森さんは何故かマダイ用インチクを数個購入していた。なんかマダイ釣りに目覚めているようだった。数分後最後のメンバーヤマカツさんが到着。港に向かい出発。
 10分ほどで関根港に到着。船長は既に到着し、出船の準備をしていた。おいら達もタックルを降ろしカッパを着込み準備する。気温は先週と比べると全然暖かい。自動車を駐車場に置き、船に乗り込む。船長に「オーケーです」と伝えると、船はスロープを滑り水面へ・・・。
 港の外に出ると、水面は湖のように穏やかだった。船はドンドン加速し滑走する。15分ほど走ると釣りをしている船がいた。船長の仲間らしく、「どう?」と声をかける。「ポツポツだ〜」と返事が返る。「ここは昨日30枚位釣れた場所だ・・・」と船長が言った。
 その船からちょっと離れ、船を停める。アンカーを入れて釣り開始だ。とりあえず30号の錘を付けて仕掛け投入。水深はちょっと深めの約30m。底を取った後「コン・コン・コン」と底を叩きカレイを誘う。すると森さんにあっさりとヒット。「また森さんかぁ〜」と声が上がった。
 
 釣れたのはお馴染み中型マコガレイ。しかし後が続かずポイント移動する。もうすこし岸よりに向かう。アンカーがはいる。ロープが効き船が安定するのを待って仕掛け投入。やはり森さんにヒット。「かないませんな〜」と皆もあきれ顔だ。
 しかし森さんだけに釣らせておくわけにはいかない。他のメンバーもポツポツとカレイを釣りだすのだった。掛かった場所を見ると3本針の一番上に食っているから、カレイ自体はやる気満々で動いている餌を食っている・・・筈。だが数が伸びないのは何故?
 それとは反対に、バイトがあって「送って送って・・・」でフッキング。それでも針かかりは皮一枚ってこともしばしば・・・。活性状態が全然読めずに時は進むのであった。そして干潮の時刻が近づき沈黙状態がやって来た。「こんな時はメシだね・・・」とおいら。
 ロッドは置き竿にしてメシを食い。ポイント移動。「そう言えば今日はまだ写真を撮るサイズが上がってないな〜」と思うが、こればっかりは仕方ない。たまに「お、大きいか〜?」と思うと、アイナメだったり(笑)。先週に続きカレイの画像なしか・・・?と思っていると。。。
 すると今回初めて関根港の和船でカレイ釣りをするヤマカツさんのロッドが曲がった。「おおきい?」と聞くが、「う〜ん」と複雑な表情のヤマカツさん。「タモ要る?」と聞いても「う〜ん」とリールを巻き続けている。その時隣の森さんがロッドを置き、タモを握って立ち上がった。
 「あ、ダブルだ」と声が上がった。あげてみるとアイナメとカレイのダブルだった。「カメラ出すから・・・」とヤマカツさんに伝え、針を外すのを待って貰った。イエローのTシャツが映える。釣りの時は派手なTシャツに限るな〜と思ったりするおいらだった。
 
 ヤマカツさんのダブルを釣った後から徐々にカレイが釣れるようになった。おいらに「ごごご・・・」という力強いバイトに「うっしゃー」とあわせる。すると心地よくロッドが曲がった。「タモは?」と聞かれるが、「要らないと思う」とおいら。すると良型のマコガレイが浮いてきた。
 「あ、刺身サイズや〜(ちょっと彦麻呂風)」と声が出た。仕掛けを掴んでひょいと引き抜くおいら。「工藤さん写真撮って〜」とお願いする。「背後に森さん入りますよ〜」と良いながら撮影。そしてすぐに〆→血抜きと流れるような作業。ちょっとだけ「ほっ」とするおいらだった。
 今度は置き竿にもアタリが来た。それまでは置き竿にあたりは殆どなく、地道に小突いていなければならなかったのだが・・・。小突いているロッドと置き竿に交互に釣れてきた。「森さんをまくるぞ〜」とおいらの鼻息が荒い。
 しかし、おいらが釣ると森さんが釣り、またおいらが釣ると森さんが釣る。差が詰められない(泣)。そうしていると、森さんのロッドが大きく曲がる。それまでと明らかに違った曲がり。「ババガレイか?」と声が掛かる。ヤマカツさんがタモを構えて待つ。
 浮いてきたのは大型マコガレイだった。ヤマカツさんがタモで掬いランディング。本日一番のサイズだ。「やられたな〜」と思いながら小突いていると、底の状態が変わってきた。なんか根がある感じ。「こういう所はババガレイがいるはずだ・・・」と思っていると・・・。
 森さんが静かにロッドを曲げていた。さっきより首を振っている感じ。「ババか?」と全員注目する。再びヤマカツさんがタモを持つ。「ババだ〜」と言いながらヤマカツさんのタモが入った。後の計量ではババガレイ46センチ。マコガレイ40センチ。合計26枚だそうで森さん圧勝だった。



本日のタックル その1
ロッド:ダイワ HXカレイかかり160
リール:ダイワ TD1Hi
ライン:サンライン DEEPONE2号200m
仕掛け:3本針小突き仕掛け
錘:30号
餌:アオイソメ
 
本日のタックル その2
ロッド:ダイワ Deeo TR 30号-160TR
リール:ダイワ Raul150R
ライン:サンライン D-1 HYBRID PE船 1号150m
仕掛け:天秤一体式 小突き仕掛け 3本針
錘:30号
餌:アオイソメ