2012年3月 今年の初釣りはサクラマスジギング・・・ 編



3月3日編


 体調不良で昨年の釣りは、夏のキス釣り1回のみだった。もちろん釣りに行きたい欲求はあったけれど、じっと我慢の日々を送っていたのだった。そして時が流れて1月上旬。毎年お世話になっている野牛漁港の船に予約を入れた。2月から3月のすちゃらか近征までで4回組んだのだ。
 しかし1月中旬頃から大雪が続いた。テレビのニュースでは毎日のように除雪体制の不備や除雪予算の不足を見るようになった。おいらも実感的に荒れ模様が多いと感じていた。それでも「毎年2月になればかなり落ち着くだろう〜」と楽観的に考えていた。
 しかし今年の冬はそんなに甘い物では無かった。まず2月第2週の予約が荒天中止。そして第4週の予約も荒天中止。今年は秘密兵器のオモクルも準備しているのにかなり歯がゆい。同行メンバーの「また中止ですか・・・、残念です」という言葉がちょっとだけ厳しいぞ(^^ゞ
 それでも盛り上がっていた気持ちは消えてしまうことにはならない。下北メンバーの立花さんから「乗り合いメンバーに欠員が出ましたが・・・、どうですか〜」というお誘いの言葉に、まるで活性の上がったマゾイのようにがっぷりと食いつくおいらだった。
 深夜2時半に自宅を出発。天気的には何となく悪そうでちょっとだけ不安。むつ市には順調に到着したが、今年はキヤさんの開店時刻が遅く、店は開いていない。ローソンで食料調達しトイレへ・・・(^^ゞ。そして野牛漁港到着。既に自動車が7〜8台停まっている。
 おいらがドアを開けると同行の工藤さんもドアを開けてやってきた。夜中に到着して車中泊していたのだ。「今日はどうなんでしょう〜」などと話していると、立花さんやエイサクさん、キダさんが到着。「TOORUさん、体調は大丈夫なんですか〜、大事にしてください」と言われる。
 
 「なんか知れ渡っているな〜」と思いながら防寒着を着込み、タックルを船に運ぶ。そうしているとマナブ船長登場。エンジンをかけライト点灯。回りが一気に明るくなった。船に乗り込んで乗船名簿を記入。親方船長を見つけたのでご挨拶。またまた「大丈夫か〜」と声をかけられた(^^ゞ
 別船で出港する親方とは別れ、おいら達も出港する。ヤマセの天気なので右舷のカーテンを閉める。走っているとやはり寒い。背中に1枚ポケットには左右に1個ずつホッカイロを準備しているのだが、それ以外のところが冷たい感じ。「体のパワーが戻ってないな〜」としみじみ感じる。
 1時間近く走って船が原則。水深80〜90mラインだそうだ。今年はマスが深めにいるらしいので、いつもより深いところまでジグを落とすように指示を受ける。早速釣り開始、超ド定番のP-BOYカスタムを結んだスピニングタックルを掴む。スルスルと出ていくラインをサミングしながら指示タナまで落とす。
 そんなに早くは無いが切れが出るようにジャークする。それを水深20mラインまで続け、また落とす。それを何回か繰り返すが全然反応無し。「プッ」とブザーが鳴り、「ここにはマスがいないことが判りました。移動します。」とマナブ船長のアナウンス。10分ほど走り尻屋崎沖のポイントに移動。
 今度は今年の秘密兵器オモクル+タングステンシンカーの登場だ。水深は先ほどと同じくらい。試しにボトムまで落としてみる。わりと簡単にボトムがとれた。ゆっくり目にブレードの回転を意識してジャーク。上まであげてきてフォール。思ったより引き重りは無く、結構快調だ。
 すると回りでポツポツとヒットの声が聞こえ始めてきた。それを聞いた工藤さんのブーストが一気に上がり、「そんなにしゃくらなくて良いんじゃな〜い?」と声をかけてしまうほどの、鬼ジャークが始まった。殆ど青物用のジャークって感じ。おいらはこのころから体内電池が切れ始め休憩。
 そんな工藤さんのロッドが大きく曲がった。「ヒット!きたきた〜!」と工藤さんの声。「大きいか〜?」と思うが工藤さんのロッドは柔らかかったと思い出す。それでも魚は鋭い突っ込みを見せる。魚が水面に浮き「ギラリ」と輝いた。「あ、デカイ」と声がでた。
 タモが入り無事ランディング。おいらはバッグからカメラを取り出しパチリ。デカイ工藤さんが持っても(笑)、結構でかく感じる。工藤さんが家に戻って測ったら3キロジャストだったそうだ。それから全体のペースが上がったが船全体で20〜25本位の釣果になった。おいらは電池切れで全体の2割くらいしか釣り出来ず・・・。
 ま、リハビリですから・・・(大汗)。



本日のタックル その1
ロッド:シマノ ブルーローズS602R
リール:シマノ ツインパワー5000HG
ライン:よつあみ JIGMAN2号300m
リーダー:よつあみ DMVリーダー 25lb 3ヒロ
ルアー:タックルハウス P-BOY CUSTOM 85g ピンク
 
本日のタックル その2
ロッド:ムナディ工房 マスピンチ
リール:ダイワ SL20SH + オシアジガーハンドル
ライン:UVFベイジギングセンサー25lb(#1.2)200m
リーダー:よつあみ DMVリーダー 205b 3ヒロ
ルアー: アトール(邪道) オモクル ドメスティー 42g+タングステンシンカー3oz