８月５日　茂木さんと大間へ・・・　編


　
　前日の竜飛ジギング釣行の疲れを背負ったまま、午前２時半に起きる。冷蔵庫から飲み物を取り出し、昨日の魚が入ったままのイグロー128の小物入れに放り込む。身体はまだ休息を求めている感じでぼ～っとしているが、今日は茂木陽一さんとの釣行なので気合いを入れて出発。自動車で２～３分の距離のなかのさんを迎えに行く。なかのさんも疲れた身体に鞭打って起きた感じでキレが無い感じであった。
　前日の竜飛の帰り道では「マーフィックスであれだけガンガンジギングしたのに筋肉痛無しだ～、俺もまだまだいけるな～」と言っていたなかのさんだが、今朝は「やっぱり筋肉痛だ～」と言っていた。やっぱりトシには勝てませんな～（爆笑）。と、話しながら一路下北半島へ・・・。		 　途中シングルフックを買うためにキヤさんに寄り、ご挨拶。前日は渋々との話を聞きちょっとへこむ・・・。が、大間の海は一日、いや半日で状況が一変するので、気持ちを持ち直し大間へと向かう。大間に近づくにつれ東よりの風が吹いている。前回と同じ潮は西から流れうねりは東からという厳しいパターンが予想される。「前回みたいにうねりをかぶりたくないな～」と話す。
　港に到着するとすでに茂木さん達は到着していて、タックルを準備していた。りえぞうはキャスティングタックルを振り回し、「マグロを釣るぞ～」と燃えていた。船長はさっきまでマグロ延縄漁をやっていて、一時帰宅していた。茂木さんと半年ぶりのご挨拶をして、おいら達もタックルを準備する。船長がやってきてとりあえず出港する。
　
　まだブリが釣れる潮には早いと言うことで、ソイ・ヒラメ場所である根回り付近を流し始める。船を立てて「いいよ～」の合図。すると、りえぞうはミヨシでミノーを投げ始めた・・・。そんな我々はりえぞうを暖かく見守りジギングを開始する。２流し目くらいに、茂木さんに15cmくらいのムラソイが掛かった。「さすがプロ！」と、声が飛ぶ（笑）。水圧で内蔵が出てしまったのでキープすることにした。
　根魚狙いにしても食いが悪い。自然とジギングする手も止まってしまう・・・。ブリの釣れる時合はまだのようで、「イカ刺しでもやるか？」と船長。「時合もまだだし、やりましょ～」とおいら。船長は生け簀から大きめのスルメイカを取り出し、裁き始める。「昨日釣ったヒラマサもクーラーに入ってますから～」となかのさん。なんか、朝の８時から宴会モードになってるぞ～（爆）		 　そのイカ刺しがまた旨い・・・。一切れ一切れが立っている・・・。すぐにビ－ルが空いてしまった。アッという間に食い尽くしてしまった。ゲソが２匹分残っていたのを見て、なかのさんが「ここが旨いよな～」と言って、目玉付近の軟骨の部分を目玉ごと食ってしまった・・・（驚）。「目玉が潰れるときの感触が良い」と言っていたなかのさんが、妙に遠い世界の人に感じられた一瞬であった（爆）。
　「ヒラマサも刺身に・・・」と思い始めたら、回りの船がドンドン移動し始めた。潮が動き始めたのか？無線で「釣れた～」と連絡があったのか？ブリ場所へ走る。うちらの船も追いかけるように移動する。一流し目はノーヒット。潮上に移動する途中、漁師さんが何人もファイとしていた。ググッと気分が盛り上がった。そして２流し目に待望の「ヒット」という声がHideさんから上がった・・・。
　
　先週もそうだったが夏ブリは引きがよい。そのうえ大間の潮波に乗って泳ぐものだから、ジグシャフト686をグイグイと曲げドラグを引き出していく。船中１本目なのでジギングする手を休め、カメラを手にする。泉船長がタモを入れ無事ランディング。おいらも無事撮影終了。茂木さんもカメラを取り出し、撮影終了。
　実はイカ刺しをやっているときに「もしかして今日の魚は茂木さんのムラソイ１本で終わるのでは無いか？」と、思ったりもしたのだ・・・（爆）。とりあえず１本目が出たのでホッとしたのは言うまでもない。回りの漁師も釣れ続けている。再びジギングロッドを手にすると、「ヒット～」と今度は茂木さんにヒットする。中途半端に出ていたラインを巻き取り、再びカメラを手に取り向かう。誰もタモを手にしていないので、右手にカメラ左手にタモを持つ。		 　茂木さんのファイトを何枚か撮っていると魚が浮いてきた。さっきのHideさんのワラサよりもほっそりした感じ・・・。3.5㎏って感じである。タモ入れのためにカメラをおいて振り向くと、中野さんのラインとオマツリ気味になっていた。「こりゃぁ早く掬わなければ・・・」と思ってタモを出したところで、ポロリとバレてしまった・・・。「茂木さん、ごめんなさ～い」と心の中で思うおいらであった。
　しかしこのバラシ以後、おいら達地元組にも火がついた。おいらは去年の夏ブリの時期に早引きで結果が出たのを思い出し、ベイトロッドで１-１アクションの早引きをする。これが見事あたってヒットを連発する。が、キャッチする確率は50％位だ・・・。やはり早引きは掛かりどころが悪いのだろうか？
　１-１早引きが良いようだと皆に伝えて、全員にヒット続く・・・。サイズ的には４㎏前後のワラサだが楽しいぞ～。
　
　一方りえぞうは船長と茂木さんの薦めもあって、イカの生き餌で狙うことにした。200号位の錘を付けて底をコロコロ転がすようにして釣るのだが、船長が「錘がコロコロ転がっているのが判るか？」と聞いてもりえぞうは「？？？」って感じであった。しかし何度目かの流しでイカだけをとられていたのが悔しかったのか、ぐっと集中力が上がった・・・。そして「ヒットー」の声。船長をはじめ全員集合（笑）。
　タモ入れは船長にお任せで、おいらと茂木さんはりえぞう専属カメラマンとなっていた。りえぞうは余裕の片手ファイトだった。「これが伝説のなさっとう片手ファイトかぁ～」と思う（爆）。下半身もピタリと決まり微動だにしない。「800ｇの錘が重て～～～」と余裕も出たようだ（笑）。泉船長が慎重に掬って、みんなもホッとする。		 　ところが暴れる魚をりえぞうは掴めなくて、船長に持って貰いツーショットで写真を撮ることにした。が、魚が暴れるのでポーズが決まらない。「りえぞう、船長の手を首に回してもらえ～」と茂木さんの一言でラブラブツーショットの写真が撮れた（笑）。
　その後すぐにりえぞうが生き餌で２本目を釣った。ようやくりえぞうも高笑い。「青森って釣れますね～」という話になったので「こんな日は初めてだよ～」とおいらは答えた。「やはり釣りの女神が来たからね～」とりえぞう（爆）。「そうそう、この間の伊勢志摩の大会も凄かったからな～～～」と茂木さんが続き、皆で笑いながら釣りをする（笑）。
　「よ～っし、りえぞう！次からはジギングで釣れ～」と茂木さんから指令が出る。が、800ｇの錘から200ｇのジグに変わったせいなのか？、他のメンバーがヒットを続けるのにりえぞうにはノーヒットが続いた・・・。
　
　船全体で16～17本位釣った頃「あのおねーちゃんに１本釣らせたいな～」と泉船長が話しかけてきた。潮波とヤマセのうねりにもまれる船でしっかりと釣りをしているりえぞうが気に入ったらしい（笑）。しかし潮がますます速くなりジギングでは釣りにくくなってきた。当然根がかりも頻発。アシストフックだけなのに根がかりもした。
　そんな状況でミヨシの方でワイワイ言っている・・・。根がかりだと思ってスプールをぐっと掴んでいたりえぞうだが、３分後なかのさんに指摘されワラサだと判明（爆）、ファイトが始まったのだ。３匹目なのでするすると上がってしまった。今度は一人でワラサを持ち記念撮影。船全体で19本目のワラサは本日一番のサイズであった。おめでと～！
　ジギングに自信を付けたりえぞうは再びジグ投入。
「あ、来た来た」と上げてきたのは大間名物ホヤ付きの石。なかのさんもほぼ同時にホヤ付き石を釣り上げツーショット撮影（笑）。なかのさんはすぐにナイフを出し、速攻でホヤ食っていた。		 　 　そんな風に釣っていると、釣り好きの泉船長にも火がついたようでおいら達が休み始めるとジギングをやり出した。「じゃ、20本目は船長ね～」と皆で煽る。おいら達は満杯になったイグロー128クーラーを見ながら、魚の発送の段取りを相談したりする・・・（笑）。このクーラーが満杯になったのは久六島クロマグロ爆釣以来だった。これだけ釣れるとほぼ満足です。
　時間ギリギリまで頑張ってみたが結局20本目は釣れなかった。帰り際に弁天島撮影コースを経由して港に到着。今夜の宴会に間に合うように、パタパタと帰路に就いたのであった。
　宴会では、コマイの生干し、豚のボンノコ、フジツボが好評のようでした。
　また来年待ってるよ～＞茂木さん、りえぞう


　（注）今回はりえぞうのクロマグロへの勢いを買って
「黒鮪釣行記」に載せました（笑）。



この釣行は茂木さんのHPでりえぞうがレポートしています・・・。　


本日のタックル・その１
ロッド：ザウルス　チャーマス90H
リール：シマノ　ステラ16000ＰＧ
ライン：サンライン　DeepOne・５号400ｍ
リーダー：よつあみＤＭＶリーダー100lb・１.5ヒロ
ルアー：ザウルス トビペン14cm
　
本日のタックル・その２
ロッド：スミス　WGP-S58M
リール：ダイワ　トーナメントＺ5000iT
ライン：VARIVAS AVANI Jigging ３号200ｍ
リーダー：よつあみＤＭＶリーダー50lb・３ヒロ
ルアー：ツルジグ150ｇ 他
　
本日のタックル・その３
ロッド：がまかつ　ジグシャフト686
リール：ダイワ　シーライン20ＳＨ
ライン：VARIVAS AVANI Jigging ３号
リーダー：よつあみＤＭＶリーダー40lb・３ヒロ
ルアー：ハオリジグ70ｇ 他