８月15日　大間で立花さん10キロゲット・・・　編


　
　前回の運を背負って、大間釣行だ。おいらが小泊で27キロを釣った翌日に大間では30キロが上がっていた。そして今回は前日にマグロ10キロが２本、ワラサ４〜６キロが20本、イナダ２キロが20本ほど釣れていた。急遽ジグを追加して、大間に向かうのだった。
　早めの午前３時半に港に到着。流石に誰も到着していない。薄暗い中、一人タックルを船に積み込む。運び終わったころにメンバーの岡村さんが到着。次いで東さん、山本さん、立花さんが到着。バタバタとタックルを積み込む。泉船長が到着して出港する。
　港を出てビックリ・・・、海は船だらけだった。大間は８月７日から14日までが沖休みで今日が久々の解禁日なのだ。岸沿いにはおよそ100〜200船。これはコンブ取りだ。そして沖合のマグロ場所にはおよそ100船がいた。そのポイントに向かって船を進めていく。
 　15分ほどで船団の中に入る。この中にはいると相変わらず緊張感が高まる。とりあえず潮上へ船を走らせ潮波ポイントを抜ける。すると小規模なナブラ発生。スロットルを開けてそちらに向かう。お立ち台には「今日は1000本キャスティング」と燃える立花さんと岡村さんが仁王立ち。
　ベイトは昨日と同じようにトビウオらしく、あっという間にナブラが消える。船を止めて気配を伺う・・・。すると70〜80ｍ程離れたところでベイトがピョンピョンと斜めに跳ね出した。「ん？なんだ？サンマか？」と泉船長。
　おいらもじっと見る。サイズは20〜25センチくらい。確かに追われて逃げる感じはサンマそのものだ。・・・と、その瞬間「バシャバシャ」と激しいナブラ。「お、こっちに来るかも・・・」と思っていると、職漁船が進路を向けてナブラ突入・・・。ナブラ沈黙。
　
　その後散発的なナブラでスロットルを開ける前にナブラが消えていく・・・。その間に船は潮下に流される。「今日はトローリングした方が良いな〜」と泉船長の指示の下、移動中はルアーを引っ張ることにした。おいらはトビペン11センチをトビウオに見立てて引っ張ってみる。
　隣に山本さんも改造羽付？トビペン（笑）を引っ張る。どちらのルアーも時々水面をスキップしてトビウオっぽい動きを見せる。一応人間の目から見る限りは良さそうだ・・・。しか〜し、２〜３回引っ張ってみてもトビペンには反応無し。おいらも山本さんもトビペンを撤収。
　その後ミノーに交換して引っ張る。すると「ゴゴッゴン」とロッド引き込まれた。「ひっと〜」と叫んで泉船長に知らせる。ロッドを握ってドラグを締めてフッキング・・・していると隣の岡村さんにもヒットしていた。「ダブルヒットだ〜＼(^^)／」と喜ぶが、リールを巻く抵抗があんまり無い。		 　前デッキからきた山本さんが「シイラじゃない？丁度ピョンピョン跳ねてたよ〜」と言う。するすると寄ってくる感じに「メーターには全然及ばないな〜（泣）」と思う。岡村さんのは途中でバレてしまった。おいらは山本さんがリーダーを抜いてランディング。50センチくらいのペンペンだ。
　「リリース」とおいらが言うと、「マグロの餌にするから・・・」と泉船長。生け簀にシイラを入れる。船が動いて再びミノーを引っ張る。が、しばらく反応無し。「ジギングで探りながらの方が良いのでは？」という立花さんの提案で潮上まで昇ったらジギングして流されることにした。
　おいらは飯の時間にして一休み。するとすぐに岡村さんのジギングにヒットした。サイズもまぁまぁの様でロッドが絞り込まれる。上がったのは５〜６キロのワラサだった。次いで東さんのジグにもヒット。これがジリジリとドラグを出して行きなかなか寄ってこない・・・。
　
　「これってマグロじゃない？ブリでもこんなに引かないよ〜」とおいら。しばらくして「いやワラサだな・・・。引き方が違う・・・」と泉船長。７〜８分で浮いてきたのは黄色い尻尾が付いていた。「なんだワラサじゃん」と思ったが、思いっきり横腹へのスレだった。
　「道理で引くわけだ〜」皆納得。ジギングでの釣果を見て、「おいらもジギングしようかな〜〜〜」とようやくジギング開始する。みんなスピニングタックルでヒットしていたのでおいらもスピニングタックルをチョイス。ロングジャーク気味でゆっくりとジャークする。
　まわりでは２キロクラスが釣れ始めた。回っている群れ毎にサイズが違うみたいだ。しかしおいらには全然釣れない。「？？？」と思っているとようやくおいらにもヒットする。＼(^^)／。時々の締め込みが心地よい。上がってきたのは皆と同じ２キロサイズだ。とりあえず釣れて一息つく・・・。		 　再び潮上に昇る。相変わらず移動の際には誰かが引っ張っている。見ると立花さんと岡村さんが引っ張っていた。「ヒットヒット〜」と立花さんが叫ぶ。一瞬にして上がるボルテージ（笑）。全員が後デッキに集合する。ロッドはあんまり曲がってないがなかなかのサイズのようだ。
　「横に回ってファイトしよう」と泉船長。船のスパンカーの柱をかわしながら徐々に移動する。ロッドの曲がりを見て「もっとドラグかけられるよ〜」とおいらが言う。・・・が「小さい小さい」と立花さん余裕な感じ・・・。泉船長はタモを持ちランディングの体制。
　うっすらと魚体が見えてきた。尻尾は黄色くなく、マグロのようだ（笑）。ぐ〜っと浮いてきてマグロと判明。サイズ的には10キロ位か？って感じ。ランディングは泉船長が一発で掬う。流石にこのサイズに銛の出番はない・・・。タモにフックが引っかかって外れないのでそのまま下に置く。
　
　すると一気に大量の血がマグロのエラからドクドクと流れ出た・・・。「相変わらず血が出るな〜」と思う。とりあえず検量してみようと東さんが秤をだす。口に掛けて持ち上げると口切れしてしまった。「じゃ、とりあえず写真を撮ろう〜」と宣伝用写真として泉船長と２ショットで撮る。
　おいらと山本さん、東さんと３人のカメラでバチバチと撮る。撮影終了後、改めて検量。大体9.5キロくらいだった。流れ出た血も含めておよそ10キロって所かな？泉船長が内蔵の処理に掛かる。お腹を裂いてからエラを切り、エラと内蔵を一気に引き抜く・・・。そしてポンプの水で中を洗う。
　「心臓とか取った方がいいぞ〜」とおいらが言う。すると引き抜かれた内臓一式から心臓と胃袋を切り取る。胃袋は開いてナイフで鞣すように掃除する。そしてビニール袋に別保存。マグロ本体はイグロー94に丁度入るサイズでそのまま入れた。後は船に積んであった氷を投入し終了。		 　「おめでと〜」と皆が声をかけるが、当の立花さんは「キャスティングで釣りたかった〜」「トローリングだとノーカウントでしょ〜」とか寝言を言っていた（笑）。ファイト中に船が潮下まで流れきったので再び昇っていく。当然ルアーも引っ張っている。
　うちらのミノーにも掛かるくらいだから、漁師の仕掛けには当然掛かっている。移動中にかならず２〜３船がファイトをしているのであった。餌釣りは勿論ジャンボ引き仕掛けが特に有効のようで、大型ではないがかなりの数があがったようだ・・・。
　日が昇って10時過ぎ・・・、ナブラ自体はかなり減ってしまった。釣り方としては移動中の引っ張りと移動後のジギングというのがメインとなった。ジギングのポイントというのは無茶苦茶潮波の立つところでその複雑な流れは船を簡単に回転させてしまう程だ。しかも段々と風も吹いてきて船が木の葉のようになってきた。それでも馴れというのは凄いもので、こんな状況でも普通に釣りができるようになった自分が偉いと思う（爆）。
　
　そろそろ筋肉のこりが偏ってきた感じがするので、スピニングからベイトタックルに持ち替える。激しい潮流の中ではボトムの取りやすいベイトタックルが有利なのだ・・・、の筈だった。油断したわけではないがおいら痛恨の根がかり・・・、お馴染みの根がかりドラグが突っ走る・・・。
　手袋をした親指でブレーキをかけるが親指がヤケドしそうなくらい熱くなった。ドラグを締めるが止まらない・・・。あっという間に150ｍラインが出てしまった。普段なら船を昇らせるところだが誰かがファイト中なのでそれも出来ない・・・。
　ラインは200ｍ突破（泣）。しょうがないので手袋にラインを巻き込んでグッと耐える・・・。ラインが手袋に食い込んできた瞬間・・・、手袋のすぐ下でラインブレーク（号泣）。スプールは可哀想なくらい痩せていた、と同時においらの戦意も痩せ細ってしまった。気持ち的には本日終了（爆）		 　しかしジギングでは釣れ続いているので止めるわけにはいかない。今度は移動中に引っ張っていた東さんにヒット。結構な強さのその引きに「本日２本目のマグロか？」と思ったが、誰かが「シイラ〜シイラ〜」と言った。寄せてくると確かにシイラだったが、サイズは余裕のメーターオーバーのオスだった。でこっぱちの頭が格好いい（笑）。
　お昼過ぎると風は益々強くなり、余裕の風速10ｍオーバー状態で潮波ポイントでは全然釣りにならなくなってしまった。「今度流れきったら、終わりにしよう〜」という泉船長から終了宣言で終わりとした。
　そのご港へと向かうが波がありすぎて、大きく進路を岸よりにとり帰港。泉船長は気遣ってゆっくり走ってくれたが、おいら達は思いっきりびしょびしょになってしまった。
　釣果的には船中４〜６キロワラサが６〜７本くらい、２キロイナダが13〜14本くらいだった。




本日のタックル・その１
ロッド：ザウルス　チャーマス90H
リール：シマノ　ステラ16000ＰＧ
ライン：よつあみ JIGMAN×８・４号300ｍ
リーダー：よつあみＤＭＶリーダー100lb・３ヒロ
ルアー： ZIPBAITS ザブラシステムミノー１５ＨＤ−Ｆ
　
本日のタックル・その２
ロッド：ザウルス　キャスティングツナ90
リール：シマノ　ステラ16000ＰＧ
ライン：よつあみ JIGMAN×８・４号300ｍ
リーダー：よつあみＤＭＶリーダー80lb・３ヒロ
ルアー：タックルハウス K-Ten175WORKS マイワシカラー
　
本日のタックル・その３
ロッド：がまかつ　ジグシャフト686
リール：ダイワ　シーライン20ＳＨ
ライン：よつあみ　ＪＩＧＭＡＮ３号300ｍ
リーダー：よつあみＤＭＶリーダー60lb・３ヒロ
ルアー：ツルジグ200ｇ　他
　
本日のタックル・その４
ロッド：スミス　WGP58M
リール：ダイワ　トーナメントＺ5000iT
ライン：VARIVAS AVANI Jigging ３号200ｍ
リーダー：よつあみＤＭＶリーダー60lb・３ヒロ
ルアー：ツルジグロング220ｇ 他