1994年 7月7〜11日 宮古島



<7月7日編>
 1994年、おいらは再び宮古島へ行くのだった・・・。今回は前年とはメンバーを変えての遠征であった。初日は完全移動日として青森〜羽田〜那覇〜宮古と行くのだ・・・。途中の空港では生ビールを飲みまくり、宮古空港には夕方に到着。ほぼ8時間位の大移動だったのだ・・・。    空港には昨年同様トラ坊が迎えに来てくれた。宿はホテル共和。ホテルにチェックインしてからGARASHOPに向かう。早速オリオンビールで乾杯するのだった。そうしていると本日釣りに出かけていた関西組の面々が帰ってきた。結果は出ず残念だったが、怒濤の宴会モードになだれ込む・・・。


<7月8日編>
 いよいよ釣り1日目だ。気合いが入るが、台風が接近しているようで行けるポイントが限られるようだ(泣)。船は昨年同様に池間大橋沿いに北上し、八重干瀬に向かう。右手に風力発電の風車が見えた。「お〜、宮古島に帰ってきたんだな〜」と思う。
 ポイント到着。「風波があるから潜るのを使ってみて〜」とクラゲ船長。おいら達はスカジット・クリヤーベイトを結んだ。しばらくキャスティングするがノーヒット。トビウオが逃げてたり、グルクンがボイルしたり雰囲気は抜群なのだが・・・。
   しかし、ミヨシでキャスティングしていた浅利さんにヒット!「ゴミが引っかかった感じ〜」で上がってきたのは1キロくらいのミニカスミアジだった。これで気合いが入るがそれっきり・・・。台風の影響か風も強くなる。
 ここで昨日イソマグロがヒットしたというリーフのドン深ポイントへ移動し、ジギングをすることにした。水深は50m程というので、P-boy85gを結ぶ。今では考えられないが当時では当たり前のロングロッド+ナイロンラインでのジギングである。5分くらいでメンバーの小泉さんにヒットする。ゆっくりと時間を掛けてあげる・・・、青い斑点が見えた。カスミアジだった。5〜6キロというサイズだった。
 結局それ以後は、ガーラ系の魚は不発だった・・・。


<7月9日編>
 朝起きるとホテルの窓からは風切り音が聞こえていた・・・。カーテンを開けるとホテルの前の大木が風で大きく揺れている。「今日はダメか〜」と思いながらホテルの朝食を食う。8時過ぎにタックル一式を持ちGARASHOPへいく。
 「今日はダメだな・・・」というトラ坊の回答。途端に大暇になったおいら達・・・。今日1日の身の振り方を考えていると、クラゲさんが島内観光に連れて行ってくれるという・・・。しかしおいら達も釣り人・・・、自動車にライトタックルだけは積み込んで出発・・・。
   ビーチや史跡を何カ所か回った後、見覚えのあるビーチに到着。早速ライトタックルを手に浜辺へ向かう。台風が近づいているのだが天気は抜群に良く、海で泳ぐものと釣りをするもので別れた。おいらは釣りをした。メタルジグをスイミングさせるが全然ノーヒット。泳いでいたクラゲさんの話ではおいらのメタルジグに小型ダツがアタックしていたらしいのだが・・・。
 その後は、熱帯果樹園に行ってジュースを飲んだり、椰子の実の果肉を食ったり・・・。宮古そばを食ったりした。最終的には池間大橋を渡り池間島にも行った。これ以上は出来ない〜って感じで島内観光終了。当然夜は宴会・・・。


<7月10日編>
 さて、台風は本日最接近だそうだ・・・(泣)。風も雨も昨日の倍以上の強さだ・・・。朝飯を食った我々は当然のようにGARASHOPへ・・・。「今日は伊良部島に遊びに行こう〜」とトラ坊。自動車毎フェリーで行くそうだ・・・。「台風が来てるのに大丈夫か〜」と思うが、「女の子を3人調達しています・・・」というトラ坊の一言で、伊良部島行きが決定した(爆)。そのおねーちゃん3人と合流して、フェリーに乗り込む。話をしてみるとなんとなく宮古島へ来て、有り金があるうちは宮古島へいるという・・・。フェリーには何故か花札があったのでやろうと思ったら、ルールを知っているのはおいら達青森組3人だけだった(笑)。    伊良部島に到着すると、トラ坊の友人が迎えに来ていた。まずは市場に行って肴を調達。鰹を2〜3本購入。鰹をおろしているおばちゃんから心臓を貰い海水で洗って食べてみた。「旨い!」それから2〜3個は貰って回し食い・・・。酒屋に行ってビールや泡盛購入。どうやら昼から宴会らしい(笑)。通り池というダイビングスポットやパイロット養成所の空港を見ながら、トラ坊友人のキハダ漁師宅に到着。マグロの話やGTの話を聞きながら盛り上がる。
 帰りはフェリーが欠航したので(オイオイ)、自動車をおいて高速連絡船に乗って帰ってきた。明日は飛行機が飛ぶかどうか不安だが、今夜も宴会は続く・・・。


<7月11日編>
 台風一過というのはこういうことなのか〜と思わせるくらいに、朝から快晴だった。朝飯を食ってパッキングする。なんか「釣りの遠征」と言うよりも「宴会の遠征」って感じであった。    ホテルにはクラゲさんに迎えに来て貰い、空港まで送って貰った。帰り道は流石にビールも飲まず、静かに帰った。青森には夕方に到着。
 遠征終了・・・。