2002年 ３月　すちゃらか2002（後編）・・・ 編

５時にセットしておいた目覚まし時計が鳴る２〜３分前に目が覚めた。「緊張してるんだな〜」と思う。外はまだ薄暗いがそんなに天気は悪くないようだ。今回は荷物を部屋においていって良いと言うことなので、貴重品だけを持って船を出る。車を回してきたが殆どの人が歩いて港に行ったようだ。人気が無くなったのを確認しておいらも港へ・・・。 　港では船に乗る場所でバタバタ移動しまくったが、なんとか乗船。と思ったら、ムナディさんと石崎さんがテクテクと歩いてくるのが見えた（爆笑）。影が薄いぞ〜＞ムナディさん＆石崎さん. ま、とにかく船が出てしまわなくて何よりです。		昨日が船で釣果がはっきりとと違ってしまったので、今日の船の選択はすちゃらかＢチームの鎌田さんに依頼した。鎌田さんは昨年２日目に乗った「勝栄丸」を選択。おいら達は「北海丸」に乗船。さぁ、この選択がどう出るのだろう〜。 　出港後の最初のポイントは50〜60ｍラインだった。おいらは昨日と同じようにスピニングタックル＋ツルジグロング100ｇで始める。投入したジグはピューーっと真っ直ぐに落ちた。潮が全然動いてない（泣）。「こりゃぁやばいぞ〜」と思う。それでも２〜３回目にはおいらにヒット。ボトムから20ｍは上でやっと食ったって感じのヘビホッケだった。
ここでおいらは考えた。「食いが全然渋いからジグのシルエットを小さくしてみよう」そこでスキルジグ３オンスを接続する。フックは細軸の＃４だ。とりあえず投入・・・。すると船中でおいらだけがポツポツとヒットが続く。サイズは大したことないが、沈黙の船上でおいらだけが火を噴いていた（笑）。 　「TOORUさん、釣れますね〜」とみうらさん。「いやぁ、向こうの船のお土産分まで釣らないと駄目だから・・・」と言ったのは内緒だ（笑）。しかし、おいらの好調に追いつくように回りでもポツポツヒットが出てきた。本日の助っ人のクボヤンも水草カレイ（ムシガレイ）をヒットさせる。		船上に少しだけ笑顔が戻りつつある頃、おいらの携帯が鳴った。鎌田さんからだ・・・。 「TOORUさん、釣れてる？」と鎌田さん。 「飽きないくらいに掛かってますが・・・」と、おいら。 「え〜、こっちはオオナゴ２匹（グッスン）」と鎌田さん。 「・・・」 おいらの背筋が凍り付いたのは言うまでもない・・・。 　今日の船長は、この50ｍ前後の水深でポツポツ掛かっているのを見て、このラインを攻めることを心に決めた感じで、ず〜っと同じ水深の岩盤回りを巡っている。それにしても、湖のような海を見ているとやる気が起きてこないぞ〜。
それでもポイント移動直後はパタパタと釣れる。昨日はあんなに不調だったソイもサイズはそこそこだが釣れている。そうするとどうしても底を叩くのがメインの釣り方になってしまった。みうらさんに至っては、毎年恒例の２インチミニグラブをアシストフックに付けてしまった（笑）。 　おいらは出だしの勢いが段々無くなってきた。ベイトタックルとスピニングタックルを交互につかって、飽きないように頑張ったがとうとう睡魔が襲ってきた。みうらさんがワンカップ大関を開けるのを見て、おいらもビールを１缶空けて眠りについた・・・（爆）。		おいらがうつらうつら眠っている頃ポイント移動。目が覚めると90ｍラインにいた。「浅場じゃ釣れる気がしないよ〜」と言っていたなかのさんの願いが通じたのか、進言したのか？しかし、残念ながらヒット数は更に減ってしまった。たま〜にホッケが掛かるだけ・・・。２〜３流しで90ｍラインを見切り、先ほどまでの50ｍ前後の根回り（魚礁回りか？）に戻る。寝起きでぼ〜〜〜っとしているおいらは、まだ休憩・・・。 　ポイント到着するとパタパタとソイやアイナメが掛かった。それを見ておいらも気合いを入れ直し、釣りを再開。すぐにソイを釣る。寝起きではヒットの確率の高いおいらだった・・・（笑）。
この辺からは完全なボトムフィッシングになってしまった。下風呂にしては時々根がかりするという荒いポイントだ・・・（笑）。みんな底ばっかりなのでカジカのヒット率が急速に高まった。特に助っ人のくぼやんはカジカの連続攻撃を受けていた。その中でもグッドサイズのジャイアントカジカが上がるとなかのさんが裁いて開きにしていた。「カジカも水っぽいから開いて干すと良いと思うんですよ〜」と言いはっていた。くぼやん家では食したのだろうか〜（笑） 　そうやってひたすらボトムフィッシングが続くのだが、例年では１船２〜３本は釣れる40センチオーバーのソイがなかなか釣れない・・・。やっぱり今年はソイの外れ年なのかな〜と思う。		それでもアイナメは好調だ。ボトムを叩きながらも10〜15ｍまでジャークしていてゴツンと来れば大体アイナメである。おいらにもそんな感じでヒット。独特の首振りが心地よい感じだ・・・。水面浮上、40〜45cmクラスの良型だ。なんとなく引き抜く・・・と、ヌルっとフックオフ・・・。船長がキャビンから顔を出してこっちを見ていて目が合ってしまった・・・（笑）。TOORU家ではアイナメは不人気気味なので、ついつい扱いがぞんざいになってしまうのだ・・・。 　後日、アイナメを塩焼きで食したが脂が思いっきりのっていて馬鹿旨だった。これからはアイナメも大切にしようと誓いました。
本日は青森空港まで行かなければいけないので早上がりだ。「12時には港に着くように・・・」と船長に頼む。「11時40分までだな〜」と船長。しかしこの頃から海面がモコモコし出してきた。潮が動き始めてきたようだ。そういえばボトム付近でのジグの抵抗が掛かってきた感じがする。 　「タモタモ〜」となかのさんの声がした。「市川ちゃんなに釣れた？」と聞くと「でかすぎて不味そうなアイナメ・・・」と言う。が、「あ、これホッケだ〜」となかのさんの声。おいらも気になっていくとそこには「スーパー」サイズの１歩手前の「スーハー」ホッケがいた。スゲー羨ましい・・・。 　こんな感じで本日終了。 　港に戻る途中での船内の話題は、すちゃらかＢチームの釣果のことだった。もううかつに電話できないし・・・。先に港に戻り、帰りを待つ。帰ってきたＢチームの顔を見ると・・・、笑顔が戻っていた（笑）。終わりよければすべて良し（笑）。みんなで集合記念写真を撮り、港を後にする。		その後は、温泉〜昼飯〜キヤさん〜おからドーナッツ〜モトオさん〜空港と流れるように予定をこなす。青森空港には余裕を持って到着。 　すちゃらか近征2002終了。 　泊まりがけでサポートしてくれた 　なかのさん 　市川さん 　２日目に助っ人に来てくれた 　くぼやん　 　同じく２日目に助っ人に来てくれた 　地元のいとーくん 　いとーくんのお友達 ありがとうございました。 この場を借りて感謝申し上げますm(__)m

	本日のタックル　その１
	ロッド：がまかつ　トゥイッチングシャフト665
	リール：シマノ ステラ5000
	ライン：サンライン DEEPONE２号200ｍ
	リーダー：よつあみ　DMVリーダー 25lb ３ヒロ
	ルアー：スキルジグ３オンス　 　　　　　GL工房・ツルジグロング100ｇ 他
	本日のタックル　その２
	ロッド：がまかつ ジグシャフト677
	リール：ダイワ シーライン20SH
	ライン：よつあみ JIGMAN２号200ｍ
	リーダー：よつあみ DMVリーダー25lb３ヒロ
	ルアー：P-Boy85ｇ他