2002年８月　尻屋崎のスーパーディープボトムジギング・・・ 編

携帯のメール着信音が鳴った。むつの立花さんからだ。「尻屋崎のジギングに行きませんか？」というものだった。活性の上がったホッケのようにパクリと飲み込むおいら・・・。「パク、行きま〜す」と返事を打つ。 　そして当日。むつ市が近ずくにつれ天気が怪しくなってきた。ときどき空が真っ黒な雲とともに光っている。「こりゃぁ、ヤバイかも・・・」と思いつつ、むつ市のキヤさんに到着。「結構雷が鳴ってるけど大丈夫かな・・・？」とキヤ社長と話す。「う〜ん」とキヤ社長。ここで立花さんと合流。すぐに野牛漁港へ出発する。		強まる雷・・・。「雨も降るだろうな〜」という期待？に応えて雨もポツポツ降り出す。雷はほぼ鳴りっぱなし・・・。野牛漁港到着。これでメンバー全員集合。「雷で大丈夫か・・・？」と皆で話すが、船長は船を回してきて「お〜い、行くぞ〜」と言う。 　船長に従いタックルを積み込み、出港。５分に１回のペースで雷は光り続く。雨は本降りへと変わる。ついに大雷が来た。「ピカ」と稲妻が見えた瞬間、「ドッカーン」と来た。船が震えた。「カーボンロッドには触らないようにしようね〜」と言うのが精一杯。
それでも１時間ほど走ってポイント到着。「いいよ〜」と船長は言うがなんとなくそんな気分ではない（笑）。それでも雨が小降りになってきたので、しぶしぶジギング開始。青物＋底物狙いなので、ボトムをちょいと叩いてから中層までを丁寧にジギングする。 　しか〜し、魚の気配がない・・・。もともと青物は薄いという事だったので、ジグをラフェスタ＋タコベイトのソイ仕様に交換し、底叩き専門と化す。これが正解だったのか30〜35cmクラスのマゾイがヒット＼(^_^)／。本日のノルマを果たした感じだ・・・。 　しばらくすると雷も雨も収まった。雲間から太陽光がさしてきた。こうなるとやはり昼寝だ・・・（爆）。デッキで寝やすいところを見つけ、ちょっとだけ眠る。		船の移動の音で目が覚める。「寝てる間になんか釣れた？」と聞くと「アイナメがポツポツ」と返事。何故かおいらの血抜きバケツにアイナメが何本か入っていた（笑）。天気も良くなってきたのでビールを飲みながらぼ〜っとする。相変わらず渋い状態のようだ。 　「深場でメヌケ、タラをやってみるか？」と船長。渋い釣りに耐えられなくなったみんなが賛成する。おいらもやる気が出てきた（笑）。「何ｍ位のところでやりますか？」と誰かが聞いた。「300ｍ位かな？」と船長。「が〜〜〜ん」とおいら・・・。おいらのステラにはＰＥ４号が300ｍしか巻いていないのだ・・・（普通そうだろ〜）。水深が300ｍならラインは400ｍはでるだろうということで、おいらは再び見学者となった（泣）。 　船は30分ほど沖に向けて走った。
ポイント到着。ぐるりとその辺を一回りして、停止。「良いよ〜」と声が掛かる。「水深は・・・？」という問いに「150ｍ」と船長。「おいおい、話が違うじゃん・・・(;-_-メ;)」とおいら。しかし今更タックルをセットするのは面倒だったのでそのまま見学（爆）。 　しばらくして「なんか掛かった・・・」と立花さん。「全然ひかね〜、なんだろ？」と言う。「ドンコじゃないの・・・（笑）」とおいら。上がってきたのは・・・、スルメイカであった（笑）。苦笑いの立花さん・・・。 　つづいて「ヒット〜」の声。東さん、いとーさんが隣同士で連続ヒットだった・・・。「これも引かね〜」と東さん。「今度こそドンコじゃないの・・・」とおいら。上がってきたのは今度こそのドンコだった（笑）。しかも２人とも・・・。トモで釣っていた岡本さんもドンコを掛けていたので丁度ドンコポイントに入ったようだった（爆笑）。すぐにドンコポイントを避けてポイント移動する。「水深200ｍ」と船長。次々とジグ投入・・・。おいらはビール開封（爆）。 　今回のヒットの口火も立花さんだった。与那国で経験した200ｍラインでのカンパチジギングが良い経験となっているようだ・・・。		「今度はサカナ・・・」と立花さん。上がってきたのは３〜４キロのタラだった。美味しそうだった・・・。　続いて未だノーヒットの山本さんにヒットする。ロッドが結構曲がっているので良いサイズのようだ。続いて東さんにも連続のヒット・・・。なんか良いポイントに入った感じだ。山本さんの魚が浮いた。５キロクラスのタラだった。本日１匹目なので嬉しそうだ・・・。 　東さんの魚は・・・、赤かった。「メヌケ（アコウ）だ・・・」と船長が大声で言う。魚は水圧で急浮上、だがラインが他の人とオマツリしていた。ちょっとハラハラする場面だったが、素早くタモで掬う船長であった。 　ジギングで釣れたメヌケはおそらく青森初なので写真を撮った。しかし釣り上げた東さんはオマツリを解くのが大変で変わりに船長がメヌケを持って写真に写るのであった（笑）。 　その後は220〜230ｍラインに入る。いとーさんは持糸が無くボトムに届かなくなりリタイア・・・。おいらと共に見学組になる。しかしそれからはノーヒットが続く・・・。ドンコもつれなくなった。船長の「上がるか・・・？」という一言で本日終了とした。 　おいらの釣ったマゾイは滅茶苦茶美味かった。

	本日のタックル・その１
	ロッド：ザウルス　チャーマス90H
	リール：シマノ　ステラ16000ＰＧ
	ライン：サンライン　DeepOne・４号300ｍ
	リーダー：よつあみＤＭＶリーダー100lb・３ヒロ
	ルアー：ザウルス トビトゥイッチャー他
	本日のタックル・その２
	ロッド：スミス　WGP58M
	リール：ダイワ　トーナメントＺ5000iT
	ライン：VARIVAS AVANI Jigging ３号200ｍ
	リーダー：よつあみＤＭＶリーダー40lb・３ヒロ
	ルアー：ツルジグ150ｇ 他
	本日のタックル・その３
	ロッド：がまかつ　ジグシャフト686
	リール：ダイワ　シーライン20ＳＨ
	ライン：よつあみ　ＪＩＧＭＡＮ３号300ｍ
	リーダー：よつあみＤＭＶリーダー60lb・３ヒロ
	ルアー：ラフェスタ４ＯＺ 他