2006年5月 たこ好き? 編




5月3日編


 明日は浅場のアイナメ釣りの予定だ。在庫切れのジグヘッド5gや7gを補充し、ワームをチョイスする。海用ワームボックスはメバル用の1インチ前後の極小ばかりなので、バス用ワームストックの大ボックスを開けた。
 とりあえずTDバブルシュリンプを2種類、カリフォルニアワームのパドルテール・・・と選んでいたら携帯が鳴った。今回の仕切の森さんからだった。明日の確認の電話だと思う。「明日はOKです。5時半に集合です。」と言うのに「了解」と答える。
 「で、餌なんですけど・・・、こっちでまとめて1キロ半買っていきます・・・」と森さん。「え、えさ? ワームじゃないの?」とおいら。「ワームやっても良いけど他のメンバーは全部ブラクリかブラーだよ」と森さん。「げ・・・」さらに森さんは「それからアイナメが不調ならカレイ釣りに行きますのでそっちの道具もよろしく・・・」と言った。
 詰め込んだワームを半分以下に減らす。更に「テキサスも使うことは無いな〜」と思いそっちのフックやシンカーも除いた。その代わりに6〜10gのブラーを思いっきり持った。それからカレイ仕掛けをチェック。錘も確認。ロッドを出してリールをセットした・・・(^^ゞ
 朝の4時半に起きて、パソコンから気温を見てみた。なんと「マイナス・・・」の表示がでていた。トレーナー+防寒で行くつもりが、急遽フリース+防寒に変更。タンスからフリース上下を引っ張り出すのであった・・・。
 結構ゆっくり走ったが30分で港に到着。船小屋の入り口を開けても誰もいなかった。船のところに行ってみると、沖から網を上げて帰ってきたところだった。「今日はなんの漁ですか・・・?」と船長に聞く。「カニだけれども今年は全然駄目だ〜」と船長。「今朝は寒いな〜」と続ける。
 船小屋に戻り蒔ストーブに火をつけて、メンバーを待つ。パチパチと音を立てて強火になる。「カレイ食うか・・・?」とストーブの上に干してある手の平大のカレイを数枚とり、ストーブの上で焼き始める。「ガスだと火が強すぎる。ストーブが丁度良い」と船長。
 焼き上がる頃には他のメンバーが到着。皆でカレイを食う。卵が入っていてその微妙な食感がたまらない。「今年はカニはとれないし、カレイはまだ卵持っているし、時期が遅れている・・・」と船長。「アイナメもまだまだ早いかもしれない」と船長。「え〜(×_×)」とおいら。
 
 カレイを食べ終えて移動。タックルを積み込んで出発する。30〜40分程走ってポイント到着。船長がアンカーを打つ。そのアンカーロープが馴染んだところで「いいぞ〜」船長が合図した。回りを見ると10号くらいのブラクリを結んでいたりする。「やはりエサか・・・」と思う。
 おいらはとりあえず8gのブラーで開始。水深は20mくらいだ。まずは真下に投入。久々のフロロカーボンの釣りなのでボトムが取りにくい。結構、集中が必要だ。すると左舷の人が「ひっと」と言う。あがってきたのはなんと25センチ位のフグだった。背中側に斑点があるが、ショウサイとは違う感じで、初めて見るフグだった。
 「しかし、この時期にフグのこのサイズがいるなんて・・・」と船長と話す。船長も初めてだそうだ。そして右舷ミヨシの人にヒット。待望のアイナメだ。25センチって感じか・・・。おいらはブラーを10gに変えて、キャスティング。明らかにボトムが取りやすくなった。
 すると「ゴツゴツ」と反応。「ビシッ」とフッキング\(^^)/。20センチクラスのアイナメだった。すぐにリリース。そしてすぐに「ゴツゴツ」と反応。サイズアップして30センチクラスがあがった。ちょっと迷ったが、リリース。そしてまたキャスティング・・・。
 今度は「ゴツ」と根がかり(×_×)。しばらく頑張ったが外れない・・・。ロッドを真っ直ぐにしてラインを切りにかかる・・・。
 が、「グイーーーーン」と伸びて切れない。ロッドを曲げてみるとなんとなく石かなんかが浮いてきた。「あ、ホヤ付き石かも」と思うおいら。
 それでも「なんか石の重みと違うな〜」と思っていたら、茶色の物体が見えてきた。「あ、タコだ\(^^)/」「タコだタモタモタモ・・・」と叫ぶ。船長は「タコなのかタモなのか、訳わからん・・・」と言いながらタモ持って駆けつけた。ブラーの針は足の1本にガッチリと掛かっていた。
  「足一本づつお土産に持っていってね〜」と皆に声をかける。「そろそろカレイ釣りに・・・」と未だノーバイトの森さんがカレイ釣りの準備を始めた。すると誰かにアイナメがヒットする。「じゃ、そろそろ・・・」と森さんが言うと誰かにアイナメヒット。 その後沈黙が続いた瞬間「カレイ釣りに行きましょう〜」と森さん。30分走ってポイントに入り、一流し目・・・、30センチ弱のマコガレイがパタパタとあがる。「最初からこっちに来れば良かったな〜」と皆に笑顔が浮かぶ。二流し目も同様に釣れた。
 「よ〜し」と思った三流し目に食いが「ピタ」と止まった(×_×)。深さを変えて流すが、今度は手の平サイズばかり・・・。しかもミニカジカのおまけ付き。それでも地道に小突くとカレイが食ってくる。おいらは20枚くらい釣ったところで集中力が無くなって、まったりモード。
 結局午後三時まで釣っていて、皆20〜40枚釣ったのだった。



本日のタックル その1
ロッド:コンバットスティック スカウトマスター
リール:シマノ ツインパワー3000
ライン:フロロカーボン6lb100m
仕掛け:ブラー ゴールド10g
餌:アオイソメ
 
本日のタックル その2
ロッド:ダイワ Deeo TR 30号-160TR
リール:ダイワ Raul150R
ライン:ダイワ HYDRO FINE2号100m
仕掛け:天秤一体式 小突き仕掛け 3本針
錘:30号〜40号
餌:アオイソメ