2006年６月　毎年恒例 関根浜カレイ 編

午前２時過ぎに目覚ましのアラームで目を覚ます。無茶苦茶眠いが気合いで起きる。なんとなく寒いのでＴシャツの上から薄手のトレーナーを着た。下は長裾のジャージを履いた。外で待っていると同行の森さんが到着。森さんの車にタックルを積み込み、午前２時半に出発する。 　キヤさんで中野さん、工藤さんと合流。エサ4000円分を購入し、本日出港場所の関根漁港へと向かう。しかし、回りを見ると一面の霧で「霧で現場中止・・・」なんてことにならないと良いね〜と森さんと話す。漁港に到着すると船長は既に到着済み。「やっと来たか・・・」と言った。 　「え〜？」キヤ社長からは５時出港と伝えられていた。現在４時45分・・・。ま、船長も気合いが入っているという事と了解し、準備する。パタパタとタックルを積み込んで出港する。霧は結構でているが海はベタナギ・・・。一瞬「凪倒れ・・・」という言葉が頭を横切る・・・。		「合羽なしでも大丈夫だよね・・・」と言って、合羽を着込んでいない工藤さんが波しぶきを被っていた。操船する船長の陰に隠れるように移動していった。おいらは仕掛けを接続したり、ロッドホルダーを取り付けたり・・・。ポイントが近づいてきたらしく、回りに船が多くなってきた。 　船団を追い越し、一番東側の端にポジションをとってアンカーを打った。アンカーが馴染んだところで「いいよ〜」と合図。工藤さんが素早く投入。森さん、おいらと続いた。おいらの錘が着底した。すると「お、早いね〜」と中野さんの声がした。その声に振り返ると工藤さんのロッドが曲がっていた。 　「工藤さん、今日は調子よいね〜（笑）」と声をかける。あがってきたのはまぁまぁサイズのマコガレイだった。続いて森さんにヒット、同型。また工藤さんにヒット、同型。またまた工藤さんにヒット、同型。「工藤さん、なんか調子よすぎない？」とおいら。
「盛岡から良さそうな仕掛けを持ってきた・・・」と工藤さん。船長も「その仕掛け良いみたいだな・・」と続く。工藤さんの鼻が若干伸びたようだった（笑）。おいらは、先々週も使った今年の新製品の仕掛けだった。中野さんも同じ仕掛けを使っていた。 　「この仕掛け駄目か・・・？」と２人で笑う。「いやぁ先々週は幸丸：中山船長と途中までは良い勝負をした仕掛けなんだけどな〜」とおいら。すると、おいらのロッドに「ゴンゴン、ギュギュギュ〜」とバイトが来た。ちょっと送り込んで「グイ」あわせる。「ググー」と重さを感じロッドが曲がる。 　「あ、来たよ。仕掛けじゃないみたい・・・（笑）」とおいら。あがってきたのは同型サイズだった。そうしてみんなペースを掴み３枚、４枚と追加する。中野さんを除いて・・・（爆）。釣れてもカジカだったりしてイマイチペースが掴めないようだったが、やっとカレイが釣れた。		みんなから後れを取っていたので、無茶苦茶嬉しそうだった。それからしばらくして食いが止まった。「ちょっと移動します」と船長。アンカーを上げ２〜３分の小移動。再びアンカーを打ち釣り再開。しばらくすると、潮が流れいい感じになってきた。船中で快調な釣りが始まった。 　中野さんのチョイ投げスピニングロッドにバイト・・・。「ビシッ」と合わせる中野さん。ロッドが本日一番の曲がりを見せた。「中野さん、良型じゃないの・・・？」と声をかける。「イヤ、その・・・」と言葉が続かない中野さん。ちょっと異音のするツインパのハンドルを回す・・・。 　先々週だったらイシガレイの大物でジャンジャン！で終わるところだが、あがってきたのは良型のマコガレイだった。デッキ下からタモをとりだして、工藤さんが掬った。「お〜でっけー、刺身サイズだー」と思わず声が出た。中野さんも嬉しそうで満面の笑顔だ・・・。
潮がかなり効き始め30号の錘なのに（水深20ｍ）ラインが斜めになってきた。水面のゴミも結構な速度で流れ去っていく・・・。干潮まで１時間程なので気合いを入れる。しかし、アタリがあるのは手持ちで小突いているロッドだけで、置き竿には殆ど当たらない感じだ。 　なのでロッドを交互に持ち替えて小突いたりするが、なんか不効率な感じ（笑）。隣の森さんの置き竿には適当にあたっているというのに・・・。と思っていると工藤さんにヒット。黄色のブランクがぐーっと曲がる。その重量感に「ババガレイかもしれない・・・」と言う。 　途中、何回か締め込みを見せる。中野さんがタモを持ち構えている。しかし浮いてきたのはババガレイではなく良型のマコガレイのダブルだった・・・。工藤さん、結構会心の笑顔・・・。この直後に干潮タイムになり、あれほど流れていた潮もピタリと止まった・・・。 　やはり潮が止まると、カレイの食いもピタリと止まった（泣）。こんな時は飯タイム。ビールやおにぎりでお腹を満たす。回りの船は移動を始めるが、うちの船長は「カレイはここに集まっているから、潮が動けば釣れ始めるから・・・」と言い、移動の気配はない。それでも小突いているとカレイが釣れるので釣りは続くのだった。		１時間もするとラインが斜めになる程の潮の流れが戻ってきた。そうするとやはり釣れる。森さんに強烈なバイト・・・。「ババガレイかも・・・」と森さん。その強烈な引きに全員がババガレイと思う。中野さんがタモを構える。船長が水中を覗きながら「あ、エイだ」という。「エイ？」とおいら。 　中野さんがタモで掬う。20センチ四方くらいのエイだった（名前不明）。「そのエイは毒針が無いから大丈夫」と船長。安心してエイを抱え記念撮影・・・。ちょっと微妙な感じの森さんだった。おいら釣り歴長いけど、エイが釣れたのは初めて見た。これも好調なんだろうか〜（笑）。 　次はおいらの番だ。潮の流れと仕掛けの位置が絶妙のようで、一投入で必ずカレイが釣れてくる。みんなの３倍くらいのペースだ。殆どスーパーマリオの無敵モード（爆）。この時点でババガレイを釣ってないのはおいらだけだったので「是非ババを・・・」と頑張る。 　しかし無敵モードも30分で終了（×_×）。静かに終わるのであった・・・。最後の締めは工藤さんだった。「デカイ、ババだ」と吠える。今回こそババガレイで本日最大サイズの50センチ弱だった。体から思いっきりネバネバ汁がでていた・・・。みんな大満足の１日だった。 　おしまい

	本日のタックル　その１
	ロッド：ダイワ HXカレイかかり160
	リール：ダイワ TD1Hi
	ライン：サンライン DEEPONE２号200ｍ
	仕掛け：３本針小突き仕掛け
	餌：アオイソメ
	本日のタックル　その２
	ロッド：ダイワ　Deeo TR　30号-160TR
	リール：ダイワ　Raul150R
	ライン：ダイワ　HYDRO FINE２号100ｍ
	仕掛け：天秤一体式　小突き仕掛け ３本針
	錘：30号〜40号
	餌：アオイソメ