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| 深夜、目が覚めた。トイレに行った後携帯で風波をチェックする。夕方の時点では「出船OK」と言われてはいるが、天気予報が悪すぎる・・・。すると大間や尻屋では東風で15〜16ｍの風が吹いている。耳を澄ますとなんか雨が降っているような音も聞こえる。迷惑にならないように１階まで降りて玄関から外を見ると、雨が普通に降っている・・・。スゲー不安になるおいら。 それからはうとうとするものの寝付けない。時刻は午前４時。キヤさんに電話。社長がすぐにでた（笑）。「とりあえず準備して港まで行ってみてください・・・」と社長も苦しそうに言う。部屋を出て「とりあえず準備して〜」と伝える。ズボン下を履き長袖シャツを着、フリース上下を着たところで携帯が鳴った。 「すみません。中止になりました」キヤ社長からだった。「あ、え？了解です」とちょっと安心する。すぐに助っ人の森さんに電話する。「中止になりました。」船でのご飯を頼んであったので「飯買った？」「まだです」「じゃ、買わないで・・・。」と止めるのだった。そして「ゴメンね」とおいら。そしてもう一人の助っ人工藤さんに電話する。 電話のコールが鳴り続ける。 |
「あ゛〜、くどうです」「中止になりました。今どこ？」「みなとまできてねてました」「ごめんね」「すごいかぜれす。なんでみなとのなからのにこんなにふねがゆれてるんだろ・・・とおもってまひた」「気をつけて帰ってね」と工藤さんにも連絡が付いた。再び外にでて「やっぱり中止で〜す」と伝える。 ちょっとだけ気が楽になり、もう一度寝た。目が覚めたら８時頃。宿のおかみさんに「釣りは中止」と伝える。朝飯は頼んでいなかったので「コーヒー入れるので飲んでいってください」とおかみさんのありがたいお言葉。温泉に入って帰りの身支度する。それぞれ、自動車からタックルを取りに行き、パッキングにいそしむ。おいらはその間に宿の精算をし、船代や雑費の計算・返金をした。 その後はお馴染みのキヤさん→豆腐屋さん→モトオさん→そふえさんと巡回する。それでも時間が余ったので駅前市場へと向かう。しかし既に時刻は午後３時半過ぎ・・・、しかも日曜日。鮮魚は大して残ってはなく、店を閉めているところも多かった。みんな何故か出汁昆布を買っているところが可笑しかった。その後は空港に行く。霧もでそうな感じでは無かったので、早めに解散としたのだった。 「第９回すちゃらか近征」おしまいでございます。 |
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