2008年３月　尻屋沖の大ヒラメ・・・ 編

易国間釣行から３週間。尻屋釣行である。なんか一番状況の良い時期に休息していたようなきがする（爆）。今年はおいらと立花さんが不調スパイラルにはまっているようで、お互い顔を見合わせては苦笑いが続いていた。 　いつものように野牛漁港へ到着。船の近くにタックルを置き自動車を港の隅に停める。防寒着を着ていると親方とマナブ船長が到着。挨拶を済ませパタパタと乗り込む。すぐに出港。船内ではガイドにラインを通したり、朝食を食べたり時間を過ごす。		30分ほどでポイント到着。今回は仕立てなのでそれぞれ適当な釣り座で釣り開始。おいらは立花さんとは離れて反対側に釣り座をとった。いつものようにスピニングタックルを選びジギング開始。とりあえず中層まで落としジャークする。 　親方からは「タラも入っている」と言われ底物も気に掛かるところだ。すると「ヒット〜」と立花さんの声がした。「うぉ〜〜〜」と言う声が続いた。「何々？」と聞くと大物ようだ。とりあえずラインを中層まで巻き上げてロッドをおいた。
すぐにバッグからカメラを取りだし、立花さんの隣へと行く。「どの辺でで食ったの」と聞くと「底」という。「ルアーは？」と聞くと「インチク」と答えた。そんな会話の最中にも掛かった魚は何度もドラグを出して抵抗する。「こりゃ〜タラの大物か、サメだな〜」と思うおいら。 　立花さんは「バレるなよ〜、バレるなよ〜、頼むからバレるなよ〜」とまるで「バレるな教」の信者みたいに呟いている。魚は徐々に寄ってきたが、それでもドラグを出して抵抗する。立花さんは自身、タラの大物だと思っていたらしい。ぼんやり白い魚体が何となく見えた。		「なんだ・・・」周りの人も首を傾げる。大物は間違いない。と、そのとき「ん、ヒラメだ」とタモを差し出しながら親方が興奮気味に言った。よく見ると白っぽく見えるのはヒラメの腹側だった。しかもでかい。おいらもこの大きさは初めてみるサイズだ。 　立花さんは相変わらず「バレるなよ〜」念仏を唱えている。そしてヒラメが水面に浮いた。「デカイ」誰かの声が聞こえる。その瞬間親方のタモが入る・・・。さすがに漁師！一発で掬った。立花さんはロッドを置き親方と一緒にタモを持ち上げる。重そうに持ち上げ甲板におろす。
「でっけ〜」再び声があがる。口をみるとインチク丸飲みだ。これならバレることはないだろう。それにしても身の厚みが凄い。みんなカメラを持ち出して撮影タイムとなったのは言うまでもなかった。たぶん一生に一度のヒラメだと思う。 　「重さを測ってみますか」とおいらは10キロ秤をバッグから取り出す。撮影タイムでヒラメを何回も持ち上げすぎた立花さんはここで休憩。親方に手伝って貰い、秤のフックを口に掛け持ち上げる。すると・・・、10キロ秤の目盛りが振り切れてしまった。凄すぎ・・・。		すると親方はキャビンの中でゴソゴソと捜し、25キロの秤をだした。なんとなく錆々な感じ。もう一度フックを掛け持ち上げる。目盛りは14キロ超をさした。「14キロ」と声を上げると、「お〜〜〜」と声があがった。　立花さんのスランプも吹き飛んだだろう〜。 　親方に「ヒラメでかいですね・・・」と言うと「もう少し暖かくなれば、あのサイズは結構上がる・・・、特別珍しいサイズではない・・・。」と言った。恐るべし下北半島尻屋沖。興奮冷めやらず各々釣り座に戻り釣り再開。このときインチクに交換する人もちらほら・・・（笑）。
底を狙うか中層を狙うか・・・？こんなときは底から全部探るしかない。底を取って水深10ｍ位までやや早めの店舗で狙う・・・と底から５ｍ位で「コツン」と当たった。「ビシッ」とフッキング。お馴染みの首振りに「アイナメだな〜」と思う。親方が「何だ？」と聞いてくる。 　「たぶんアイナメ・・・」と答えるおいら。親方がタモを構えるがそれを制して「うりゃ〜」と抜き上げた。その後底付近で再びヒット。なんか石を引っかけた感じだが生物反応がするので、「あ、ソイ様だ・・・」と思う。そんなに大きい感じがしなかったので親方のタモ入れを辞退、抜き上げる。		「TOORUさんマス釣れよ〜」と親方からプレッシャーをかけられるおいら(^^ゞ。気が付けば回りのメンバーにはマスがドンドン掛かっていた（笑）。おいらのジャークを見て、「シャクリの間に、間を入れないと釣れないぞ・・・」と親方が駄目ダシをした。 　親方の言うことは分かるけれど、間を入れると圧倒的にスレ掛かりが多くなる。そうじゃない釣り方があるのでは無いのか〜？というのが去年からのおいらの課題なのであるあ、けっして言い訳してるのではないでし・・・（爆）。そんなことでおいらは今日もノーマスディだ(^^ゞ
それからもマスは全体的に釣れて、トータル24本だった。 　船長の視線が冷たく感じる今日この頃。 　次回はちょっと考えなくては駄目かも・・・。		起きあがりして港に戻ると、再び撮影タイム。船の名前が収まるように角度を変えて撮りまくるが、船名が陰になってイマイチ(^^ゞ。JGFAに申請すると完璧に日本記録なのだが、立花さん本人は全く興味なし・・・。釣ったヒラメはキヤさんに贈呈して帰るのだった。

	本日のタックル　その１
	ロッド：シマノ　ブルーローズS602R
	リール：シマノ ツインパワー5000HG
	ライン：よつあみ JIGMAN２号300ｍ
	リーダー：よつあみ　DMVリーダー 25lb ３ヒロ
	ルアー：タックルハウス　P-BOY CUSTOM 85g
	本日のタックル　その２
	ロッド：がまかつ　トゥイッチングシャフト665
	リール：ダイワ トーナメントZ3000iT
	ライン：よつあみ JIGMAN２号300ｍ
	リーダー：よつあみ　DMVリーダー 25lb ３ヒロ
	ルアー：カマ工房・サンメジグ90ｇPP 他
	本日のタックル　その３
	ロッド：ムナディ工房　マスピンチ
	リール：ダイワ　SL20SH ＋ オシアジガーハンドル
	ライン：サンライン　Ｄ-1　ＨＹＢＲＩＤ　ＰＥ船　１号150ｍ
	リーダー：よつあみ　DMVリーダー 20lb ３ヒロ
	ルアー：　ラフェスタ PP 4oz