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| 昨年の弘前忘年会で、太郎丸船長を紹介して頂いた。「来年よろしくお願いします」と別れた。そして2006年。連絡をとり予約を入れて頂いた。そしていよいよ釣行が始まった。船長とは、港近くのコンビニに集合。挨拶もそこそこに港に向かった。５分で到着。 昨日までの状況がイマイチということで、氷を持ってきたのはおいらだけであった。クーラーやロッドなどを運んでいると西さん到着。「氷は？」と聞くと「買ってきた」そうで、なんとか40キロ（既に溶けて30キロか？）を確保した。西さんのタックルを積み込んで出港。 |
ベタナギの海で当然なのだが、船が安定している。「この船良いね・・・」「もう他の船には乗れないかも・・・」等と話す。みんなも太郎丸を気に入ったようだ。15分走ったところでポイント到着。タックルの準備も完了して、ちょっと一息入れる。 すると「跳ねてるぞ〜」という船長の声と共に、船は勢いよく走り出した。見回すと結構良さそうなナブラが出来ていた。身近にあったロッドを掴み、フロントデッキに走るおいら。船はキャスティングに良いポジションをとる。ナブラは右舷で続いている。 | |
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| 船が落ち着ちつくまでの数秒でマグロの動きやその方向を見極める。そしてキャスティング・・・。「駄目だ」、もう一度キャスティング。ナブラが沈み始める。「駄目か・・・」と思っていると、「左でも跳ねてるぞ〜」と船長の声に振り返る。さっきまでと同規模のナブラがあった。 体の向きを変えながらポイントを見極め、キャスティング・・・。ルアーが飛んでいる間に着水場所でマグロが跳ねた。「あ、ちょっと遅かったか（×_×）」ルアー着水。リールを巻く。ルアーが水を掴めずスライドしてしまった。「あ〜、ラインでも絡んだか〜（×_×）」と思うおいら。 |
しかしすぐに復活。水を掴んでルアーが潜り始めた。そしてリールを巻き続けた瞬間「ゴツン」とバイト。即座にロッドを立ててフッキング。もう一度フッキング。「ヒット〜＼(^^)／」と叫ぶおいら。すると「ジジジ・・・」とドラグが出た。しかし手元にはその引きが来ない。 ロッドも大して曲がっていない。そういえばドラグを全然調整していなかったことを思い出した。「ジリ、ジリ」とドラグを締め込む。ロッドを見るとまだ余裕がありそうだったので、更に締め込む。するとマグロはおいらに向かって進んできた。そして真下に急潜行・・・。 | |
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| ナブラはまだ続いていて、「投げろ投げろ〜」と船長の声が響く。おいらはロッドを握り耐えるが、船底に擦れるじゃないかと心配。マグロは益々直下に入り込み、ラインの角度が鋭角になった。「船長〜、船底に擦れるよ〜」と船長に叫ぶ。おいらとしてはちょっとだけ船を動かして欲しかった。 すると「ロッドを下げて耐えろ〜」と船長。ナブラは依然続行中だった。ロッドティップを水面に近づけグッと耐える。ミヨシをまわって右舷側でファイトしようかとも思ったが、ミヨシではまだキャスティングしていたし、移動の途中で転んだりすると悲しいし・・・。 |
ぐっと耐えているうちにナブラは沈み始めた。キャスティングの手が止まる。と同時にマグロが船底から出てきた。「ほっ」とするおいら。後はリフティングするだけだ。ラインはおよそ30ｍ位出ている。「よっこらせ〜」とリフティング。じわじわと寄ってくるマグロ。 途中「ガクン」というショックが伝わってきた。「ヤバイ、フックが１本外れたかも・・・」焦るおいら。ちょっとだけ慎重になる。しかし、マグロは既に円を描き始めた。おいらにも余裕が出る。船長がツナタワーから降りてきて、ギャフを握り構えている。 | |
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| うっすらマグロが見え始めた。「結構、良い型だな・・・」と船長。ちょっと嬉しいおいら。気合いのリフティングでマグロがグッと浮き、全身が見えた。「25キロ位かな〜」と思う。マグロをコントロールして船長のポジションに近づける。イマイチギャフを打つタイミングが合わない。 「もう一度・・・」とおいら。「ザクッ」と船長がギャフを掛けた。「バシャバシャ」とマグロは暴れたが、船長ががっちりホールド。「後ろで上げよう」と船長。リールのベールを返して、移動する。船長が「う・・・」と気合いを入れて持ち上げて取り込んだ。 |
「やったー」と声が出た。船長はホースから水を出して「後は任せた・・・」と言いながら、ツナタワーに上がっていった。カメラを預けていた森さんに「写真撮って〜」と頼む。だけど自力では持ち上げられない。森さんに手伝って貰って抱えた写真を撮って貰うのだった。 本当はエラや内蔵を抜いてクーラーに入れるのだが、既にその気力無し。クーラーに潮氷を作り、頭から放り込んだ。すると尻尾まで入りきらなかった。「一昨年と同じ位の出方だな・・・」と思う。「やはり25キロクラスだな」と実感。ナイフで尻尾の上10センチ位のところを切り、納めた。 | |
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| その後はおいらは前デッキから引退。ビールを飲みながらまったりと時を過ごすのだった。思い返すとさっきのヒットは、３投目だった。「釣れるときはこんなもんだよな〜」と呟くのだった。ナブラは結構良い感じに昼まで続いたが、誰にもバイトは無かった。 なんとなく闇雲に投げている感じがした。時々それを言葉にして伝えるのだが、なんとなく伝わっていない感じ。お昼を過ぎると徐々に単発のナブラに変わってきた。「モグラ叩き」状態だ。こうなるとエンジンのスロットルを開けただけでナブラが沈んでしまう・・・。 |
出港が午前９時だったこともあり、夕方５時近くまで粘った。・・・がそのまま終了。バイトもヒットもおいらのみであった。そのまま自宅に持ち帰り、疲れた体に鞭打って氷を20キロ購入。クーラーに追加した。その日はそのままダウン。 翌日、マグロを掘り起こす。ヘルスメーターを設置してマグロを計った。「26.5キロ」だった。まさしく一昨年と同サイズだった。計量後マグロを氷に埋め込む。そして、当然のごとく「マグロ宴会」の段取りを仕込むおいらだった。 |
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本日のタックル・その１ |
| ロッド：カーペンター 大間黒鮪92 | |
| リール：シマノ ステラ16000ＰＧ | |
| ハンドル：MC WORKS BBパワーハンドル | |
| ライン：よつあみ JIGMAN×８・5号300ｍ | |
| リーダー：よつあみＤＭＶリーダー100lb・３ヒロ | |
| ルアー：カーペンター ライブリーサーディン 他 | |
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本日のタックル・その２ |
| ロッド：ザウルス キャスティングツナ90 | |
| リール：シマノ ステラ16000ＰＧ | |
| ハンドル：MC WORKS BBパワーハンドル | |
| ライン：よつあみ JIGMAN×８・４号300ｍ | |
| リーダー：よつあみＤＭＶリーダー80lb・３ヒロ | |
| ルアー：タックルハウス K-Ten175WORKS 他 | |
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本日のタックル・その３ |
| ロッド：ゼナック Ｐ83-3 | |
| リール：ダイワ トーナメントＺ5000iT | |
| ライン：サンライン ＤＥＥＰＯＮＥ３号200ｍ | |
| リーダー：よつあみＤＭＶリーダー60lb・３ヒロ | |
| ルアー：貝田ルアー トランペット170 他 |
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