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| そして早朝ざわざわした空気で目が覚めた。立花さんと山本さんが既に起きていて、朝一オカッパリの準備をしていた（驚）。 「TOORUさんも行きませんか〜？」 と誘われたが、おいらは「眠いのでパス・・・」。 「じゃ、行って来ま〜す」 という元気な声を聞きながらおいらはもう一度眠りにつく・・・。 ドアの開く音で目が覚めた。オカッパリ組が帰ってきた。半分眠りながら「どうだった〜〜〜？」と聞くと「全然駄目（泣）」とのこと・・・。「朝飯食ったらまた行くぞ〜」と言っている（笑）。そんな元気の良さにつられておいらもベッドから起きる。 |
とりあえず朝飯を食いに食堂に行く・・・。部屋をでるとその湿気と気温の格差に体が驚き、昨夜飲んだビールの水分が吹き出してくる・・・。朝飯のおかずは単純な感じのおかずだ・・・。袋入りの海苔が思いっきり湿っていて、５枚入りの海苔が１枚に同化していた（笑）。南国を感じた一瞬であった・・・（嘘）。 朝飯を食うとすぐに山本さんはオカッパリに戻った。おいらは暇なのでカメラバッグを持ち後を追う・・・。港のスロープに行くと黄色いTシャツの山本さんを発見。 「釣れた〜？」と聞くが返事がない・・・。 おいらは港周辺の写真を撮るが、まだ７時半なのでなんとなく光量が足りない感じだ・・・。 |
ふと後ろを見ると山本さんがキャスティングしていた。「あっちの流れ込みがあるところがいいのでは〜？」と言うと、「さっきも投げたけど・・・」と言いながらキャスティング・・・。ルアーは、ティファのチャムペン。台風下の強風にも負けずスルスルと距離が伸びる。チョンチョンとドッグウォークさせていると、「バシュ！」と魚がバイト・・・。「ひっとぉ」と山本さん。 魚はすーーーっと横走り・・・、したかた思うと小ジャンプ！「なんだこの魚は〜」と山本さんが叫ぶ。おいらが「ばらくーだだよ〜、中学生サイズかな〜」と言う。サイズがサイズなのですぐにランディング。「刃が鋭いから・・・」とおいらが言う。おっかなびっくりリーダーの上を掴み上げ、おいらが記念の写真を撮った。 | ||
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| 「初めて南の島の魚を釣ったぞ〜」と山本さんは上機嫌。リーダーをチェックして再びキャスティング・・・。しかし、もう魚はでてこなかった。太陽が上りはじめ暑くなってきたので民宿へ一時撤退・・・、と思って歩いていると金城船長と再会。「今日は何するの・・・？」と聞かれたので「レンタカーでも借りて、島を１周しようかと・・・」とおいら。すると「このクルマ使っていいよ〜」と船長が言ってくれた。すぐにヒットするおいら達（笑）。 大急ぎで民宿に戻り、オカッパリタックルを用意する。「助かったな〜、良かったな〜」と皆で話す。宿にあった島内観光地図を持ち宿をでる。 船の整備をしている船長を見つけ「それではお願いしますm(__)m」と声をかける。それから一度船長の家に行き、クルマの乗換、引継をする。いよいよ島内一周に出発だ〜。 |
「とりあえずどっちに行こうか〜」と民宿をでてすぐのＴ字路でストップする。「あそこの灯台に行こう〜」とおいらの一言で決まる。流石に軽１BOXに大人３人＋エアコン稼働ではスピードは出ない・・・。ゆっくりと上っていく。展望台の駐車場に到着する。流石に風が強い。景色はやっぱり冬の日本海を思い出させる鉛色であった。 石碑があったので近づくとそれは「日本国最西端」の碑であった。「最北端」の場所から「最西端」に来たんだな〜と実感してしまった。折角なので、皆で記念写真する。すぐに最西端の碑によじ登ってしまう２人に若さを感じるおいらだった（笑）。 灯台付近から海を見る。やはり大きなうねりがやってきて、岩に当たり砕け散っている。「今日はやっぱり駄目だったな〜」と思う。 |
最西端を出発して南の方へクルマを向かわせる。港が見えたので急停車。バスロッドを取り出し早速キャスティングする。この港は岩盤の入江に作ったもので、時々大きなうねりが入江の通路を通って入ってくる。港の中も大荒れって感じ。立花さんに１発バイトがあったがフッキングせず。その他は全然魚っけなし・・・。 道は海岸を少々離れ、牧場の中のような感じになった。すると与那国馬が見えてきた。と同時に与那国馬糞も多数発見（笑）。クルマはジムカーナをやるがごとく、馬糞をかわして行くことになった。降りて写真を撮りたいが馬糞に恐れをなし車内からの撮影にとどまった。 馬糞地雷帯を何とか突破すると、いい感じのポイントが見えた。ちょっと腰を落ち着けてオカッパリをすることにした。 | ||
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| とりあえずクルマを工事現場の隅っこに停め、準備する。風が強いのでおいらもチャムペンを結ぶことにする。最初は入りやすいワンドの方から攻める・・・。反応なし・・・（泣）。その後磯場に移動する。インリーフになっていて少しは良い感じ・・・。しかしうねりの勢いが強すぎて、砕けた波に時々膝下まで洗われてしまう・・・。それでもドッグウォークのアクションに誘われたのか、チャムペンの下で銀色の魚体が「ギラッ」とヒラを打った・・・。それからおいらの鬼のようなマシンガンキャストが続いたが・・・、それっきり（泣）。 一息ついて立花さんの方に行くと「ばしゃっ、と出てスゲー引いた」と言っていた。「メッキの３〜４キロサイズだな〜」というおいらに、いや「ＧＴだ」と言い張る立花さん（笑）。 サンダルもグジュグジュになったので移動することにする。「そろそろビールだな〜」と言うおいらのリクエストに応えて、酒屋を探すが見つからない・・・。そのへんを歩いているおばさんに聞くが、隣の町に行かないと無いという。アクセルをふかして次の町を目指す。 その途中・・・、民宿から持ってきた観光地図を見ると、左手に見える山が与那国にしかいない蛾（名前忘却）の産地だということが判明。しかし午前中の今ではただ通り過ぎるのみ・・・（爆）。 隣町に到着。早速オリオンビールの看板を見つけ購入する。ついでにさらっと履きやすいサンダルも購入する。 |
地図をよく見るとここの町には役場があり島の中心地のようだ。さすがに食堂なんかも結構あるが、まだ11時前で昼飯には早すぎる・・・。頑張って島内一周を続けることにする。しかし島の北側は台風の風が思いっきりあたっているので、オカッパリは不可能だった。昨日降り立った空港見ながら、出発地の民宿に到着する。 ここで昼飯にすることにした。ここには有名なカレー屋さんがあるということなので捜索・・・、発見。中に入る。とりあえず、名物カレーと焼ソーセージとビールを頼む。なんか不思議な感じの店だが、お昼時とあって次から次へとお客が来る。 まず、ソーセージの焼ける匂いでビールを飲んだ（笑）。すぐにソーセージ登場。結構旨くてビールが進む。肝心のカレーは・・・、サラサラ香辛料系であった。立花さんはイマイチ口に合わないようだったが、おいらと山本さんは完食。 今後の身の振り方を相談し、「もう一度さっきの町に行こう〜」と言うことになり、馬糞地雷帯は避けて行くことにした。町の小さな道路を走っていると小さな流れ込みを発見。その横を走っていくと海に出た。きれいな砂浜で釣れそうな感じ・・・。 早速流れ込み河口にジャブジャブと入り向こう側の砂浜に出る。「こんな天気じゃなかったら気持ちよいのにな〜」と思いながら、キャスティング・・・。と、同時に突風・・・。ルアーが途中から戻された・・・（笑）。 |
「マゴチとか釣れないかな〜」とキャスティングを続けるが全然駄目（泣）。おいらとは反対側の岩場で釣っていた山本さんもノーヒット。あきらめの良いおいらは自動車に戻った。 ふと、その流れ込みを見ると小魚がヒラを打っているのが見えた。「ニヤリ」あきらめの悪いおいらは５センチミノーに交換してキャスト・・・。ミノーの一回り大きいくらいの魚が三角形の群れを作り追いかけてくる（嬉）。が、ノーヒット。やや上流の落ち込みへ移動してキャスティング・・・、すぐヒット（笑）。今度は抜き上げ途中でバラシ・・・。魚種はクロダイ系と判明。やっぱ釣れると楽しいぞ〜。しかしその後はルアーを見切ってしまいノーヒット。この場所を後にする。 やっぱり台風が来てしまうとオカッパリ小物釣りも駄目なんだな〜と思い、民宿に撤収。おいらは部屋に戻ったが、彼らはまたオカッパリに行った（笑）。が、10分ほどして帰ってきた。「船長にオカッパリＧＴポイントを聞いたので行って来る」と言い、ＧＴタックルを持って出かけてしまった（笑）。 おいらは近くのコンビニにビールを買いに行き、陸に揚げてある船の影で船長と飲んでいた（笑）。「明日は大丈夫！」と言ってくれた船長が頼もしかった。 ちなみにＧＴオカッパリ部隊は波を頭からかぶり携帯まで水没させて玉砕したのであった（笑） |
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本日のタックル その１ |
| カメラ：Canon EOS５QD | |
| フィルム：FUJI プロビアF100・36枚撮り | |
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本日のタックル その２ |
| ロッド：エバーグリーン・コンバットスティックＣＳＳ65Ｍ | |
| リール：シマノ・ツインパワー3000 | |
| ライン：スパイダーワイヤー12lb150ｍ | |
| リーダー：よつあみDMVリーダー20lb２ヒロ | |
| ルアー：チャムペン他 |
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